イヴェント告知
ついでに今後の参加イヴェントの予定もアップしておきます。
- 2月14日(日)13:30〜、於・元崇仁小学校
- 3月5日(土)
- シンポジウム「写真の複数の〈原点〉―複写・複製・写し」
- キュレトリアル・スタディズ10 写真の〈原点〉再考―ヘンリー・F・トルボット『自然の鉛筆』から | 京都国立近代美術館
- 3月6日(日)15:00〜、於・HAPSスタジオ
- 公開研究会「こどもと郷土――『北白川こども風土記』を読む」
- 登壇: 池側隆之、菊地暁、佐藤守弘、谷本研、福島幸宏
- まだサイトには告知は出ていませんが、HAPS OUR SCHOOLの企画です。 OUR SCHOOL | みんなで学ぶ、作る
- 公開研究会「こどもと郷土――『北白川こども風土記』を読む」
1959年に『北白川こども風土記』(山口書店)という一冊の本が刊行されました。北白川小学校に通う4年生の児童たちが3年間かけて調べた郷土・北白川の考古、歴史、風俗を、こどもたちによる木版画とともに一冊の本にまとめたもので、梅棹忠夫が「これはおどろくべき本である」と絶賛した本です。翌年には短編劇映画として公開されました。
もちろんこどもたちだけの力でこの本ができあがったわけではありません。指導した教諭、調査に応じた故老だけでなく、大学などに所属する多くの研究者もこどもたちを助けました。これには、農業など古くからの諸産業に従事する人びとと、新興住宅街として発展する街に住む研究者やサラリーマンたちが混じりあう北白川という「郷土」の特性も影響しているでしょう。
本研究会では、『北白川こども風土記』を通じて、近代京都の歴史・地理、戦後の研究と教育の関係、郷土史の可能性について、かつての小学校の教室で再考してみたいと考えています。