2016年総括

ようやく2016年の総括を。いつもだったらもう少し早くアップしているけれど、今年は授業が28日まであって、バタバタしていて……
海外は、国際美学会議で初の韓国。新しく取り組んだトピックとしては、戦後教育における版画の問題と電気/照明の視覚文化論ですね。後者については3月くらいにブラッシュ・アップしたヴァージョンを発表しようかなと。
3月いっぱいで4年間つとめた学部長職が任期満了で、ちょっとだけゆったりとした1年でした。

  • 1月
    • 9日:研究発表「複製と真正性――聖なるイメージの複製について」、「デジタル化時代における映像文化の日常的変容」基礎理論班 2015年度第5回会合、於・早稲田大学
    • 22日:トーク「ブックマスターによるギャラリートーク」(竹宮惠子と)、於・京都精華大学ギャラリーフロール(「本の空間――ざわめきのたび」展関連企画)
  • 2月
    • 著書『第19回文化庁メディア芸術祭 受賞作品集』文化庁メディア芸術祭実行委員会【共著】(執筆 アート部門大賞 Waiching Bryan CHUN, "50. Shades of Grey"贈賞理由、19/アート部門優秀賞KASUGA (Andreas LUTZ / Christoph GRÜNBERGER), "Wutbürger"贈賞理由、35/審査講評「オールド・メディアの想像力」241-242〔英訳:"The Imaginative Power of Old Media," 289-290〕
    • 著書 Andreas Lutz, Wutbürger, Berlin: DISTANZ Verlag(執筆 "Vorwort/Preface" ページ数なし)
    • 5日トーク、第19回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞『Gill & Gill』上映&トーク(Louis-Jack HORTON-STEPHENSと)/アート部門優秀賞『Ultraorbism』受賞者トーク(Marcel·lí ANTÚNEZ ROCAと)、於・国立新美術館
    • 14日:コメンテーター、京都市立芸術大学芸術資源研究センターワークショップ「メディアアートの生と転生――保存修復とアーカイブの諸問題を中心に」(高谷史郎、石原友明、久保田晃弘、畠中実、松井茂、加治屋健司と)、於・旧崇仁小学校
  • 3月
    • 学術論文「近代日本における〈民衆〉の発見――1916年〜1922年」『ポピュラーカルチャーの美学構築に関する基盤研究 研究成果報告書 2013-2015年度』7-11
    • 学術論文「キッチュとモダニティ――権田保之助と民衆娯楽としての浪花節」『大正イマジュリィ』No.11(特集「〈音〉の空間――大正、近代」)、大正イマジュリィ学会、9-21
    • 5日:司会、シンポジウム「写真の複数の〈原点〉――複写・複製・写し」(マイケル・グレイ畠山直哉、青山 勝と)、於・京都国立近代美術館(「キュレトリアル・スタディズ10 写真の〈原点〉再考――ヘンリー・F・トルボット『自然の鉛筆』から」展関連企画)
    • 6日:研究発表「版画教育の1950年代――『北白川こども風土記』の視覚」、公開研究会「こどもと郷土――『北白川こども風土記』を読む」、HAPS OUR SCHOOL「HONESTY AND MODESTY」、於・京都、HAPSスタジオ
  • 4月
    • 13日:後見・まとめ、トークイヴェント「『ほったまるびより』をめぐる、いくつかの家のはなし」(吉開菜央、鄢田菜月、本間智希と)、於・MEDIA SHOP
    • 23日:トーク、Creators@Kamogawa 座談会「ビッグデータ時代の芸術表現」(レーナ・インケン・シェーファー、ユーディット・ゼング、ライフ・ラント、ヤコブ・ノルテ、藤幡正樹、小崎哲哉と)、於・ゲーテ・インスティテュート・ヴィラ鴨川
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
    • 27日:トーク、納涼! 公開研究会 「こどもと郷土 ─『北白川こども風土記』を読む2」(池側隆之、一色範子、菊地暁、福島幸宏と)、於・Gallery PARC(「タイルとホコラとツーリズム season3 《白川道中膝栗毛》」展関連企画)
  • 9月5〜9日:集中講義 「(プロジェクトワーク演習1/都市とポピュラーカルチャー)(京都精華大学横浜国立大学:小松正史、荏開津広すがやみつる、蘆田裕史と)、於・横浜、BankArt NYK
  • 10月
    • 1日:トーク、FORUM KYOTO for NUIT BLANCHE KYOTO 2016(小平篤乃生と)、於・FORUM KYOTO
    • 9日:トーク、「車窓にうつすーー鉄道と視覚」(大洲大作と)、於・岩槻市旧民俗文化センター(さいたまトリエンナーレ2016、大洲大作展《Commuter/通う人》/《車窓をあつめる》関連企画)
  • 11月
    • 19日:講演「観光ポスターとトポグラフィ――人を動かす技術」、シンポジウム「観光ポスターに見る日本の近代ツーリズムについて」(「なにで行く どこへ行く 旅っていいね」展関連企画)、於・京都工芸繊維大学
  • 12月


今年もお世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。