2005-01-01から1年間の記事一覧

デレク・ベイリーと空間

だから死んだからって、CDを買うのは何だかなぁと我ながら思うが、ある作者の死というのは、一つのモーメントとして人に復習をさせる良い機会にはなるってことで。デュオ&トリオ・インプロヴィゼイション(紙ジャケット仕様)アーティスト: デレク・ベイリー…

SSヂストン

「ブリ」を追い出した「SS:京都府承認自転車サービス店」っていう看板も結構時代物だから、「ヂストン」は、相当古いんだろう。ちなみに京都の町中には、妙に古いバイク屋さんが多い。バイクを使うような小さな商売が多いということもあるだろうし、京都の…

ご専門は?

承前。以下は美学・美術史専攻に属する人間--学生も教員も含め--は、大体経験していることだと思う。 世間の人に「ご専門は」と聞かれたときに、何て答えるか難しいことが多い。もちろん「日本近代における風景写真を社会的なコンテクストに定位させて云々」…

セヴェラルネス

昨日届いた。セヴェラルネス 事物連鎖と人間作者: 中谷礼仁出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2005/12/23メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 84回この商品を含むブログ (43件) を見る中谷氏の発表(『うごくモノ 「美術」以前の価値とは何か』所収)を以…

仕舞い忘れ

舌を仕舞い忘れて、ちろっと出しっぱなしのネコ。『What'sマイケル』にも出てきたし、うちでも2、3回確認されているが、撮影に成功したのははじめてである。

美学美術史とアカデミア

菅豊さん(http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~suga/)とid:monodoiさんのブログで、民俗学のアカデミアにおける立ち位置が問題となっている。この二つのブログでは、「民俗学」というディシプリン自体の現状がしばしば話題となっていて、門外漢としては、勉強と…

ベルーシ!

久しぶりに見たらやっぱり面白かった『アニマル・ハウス スペシャル・エディション [DVD]』。この頃からのジョン・ランディス+SNL出身メンバーのコメディってはずれモンがなかったな。

Manga into Art History

先日、「マンガの始源」言説について書いた(id:morohiro_s:20051217#p1)けど、その話題に少し関連するこんな本が出ていたので早速購入。日本美術の歴史作者: 辻惟雄出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2005/12/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック:…

縄文からマンガ・アニメまで

下記の本の帯。始まりとしての縄文と「いま」としてのマンガ・アニメというナショナル・アートの歴史。装丁は言わずと知れたヨコオ。彼を使うということの意味作用についても、そのうち考えてみよう。

風景の人類学

最近、手に入れた本。人類学からの風景論集である。The Anthropology of Landscape: Perspectives on Place and Space (Oxford Studies in Social and Cultural Anthropology)作者: Eric Hirsch,Michael O'Hanlon出版社/メーカー: Oxford University Press, …

万歩計

栄養ドリンク買ったら付いてきた。というか、これがちょっと欲しくなって、呑みたくもないもん買ってしまった。朝9時くらいから夜7時の成績、9316歩。あと少しで10000歩。多いのか少ないのかは、よく分からない(まぁ多くはないんだろう)。

訃報:デレク・ベイリー

フリー・ジャズを「インプロヴァイズド・ミュージック」と読み替えたギタリスト。一度、ジョン・ゾーン(as)とクリスチャン・マークレー(turntable)と一緒にやった(フレッド・フリスもいたっけ)演奏を見たことがあるが、哲学者が本を読むように、科学者…

即興

デレク・ベイリーの本の旧版。確か高校生くらいの時に買ったものである。今↓のにはない、「即興」の文字がデカデカと。

ノスタルジア

頁を捲ると、津上英輔氏(http://www.seijo.ac.jp/faarts/da/members/tsugami-e.html)の「過去の現前--感性的範疇としてのnostalgia」(『美学』222号)に、1910年代芸術写真におけるノスタルジアの問題を扱った拙論(「郷愁のトポグラフィー:一九一〇年代…

雑誌到来

すっかり学会費を払うのを失念していて、この間払ったら二冊まとめて送ってきた。

「寫眞」というコトバ

語源を辿れば、「光による記述」という意味である"photography"(後の「光画」という造語の方が原意に沿っている)に、なぜ「寫眞」という訳語がくっついたのか。ずっと昔に研究会で発表したこのネタ(眞ヲ寫ス--フォトグラフィと写真のあいだに)を文章にま…

クリスマスのポリティックス

ニューヨークでは、この季節はクリスマスの飾り付けと同じくらい、ユダヤ教のハヌカーのための燭台が飾られていた。キリスト教徒でも、ユダヤ教徒でもないので、どっちもあまり関係がないが、大学は短いとはいえ休みだし、正月気分もあって(正月も別に好き…

反=風景としてのツギラマ

久しぶりに手に取った本。フォトモ―――路上写真の新展開作者: 非ユークリッド写真連盟[ 糸崎公朗+森田信吾]出版社/メーカー: 工作舎発売日: 1999/11/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 67回この商品を含むブログ (5件) を見る随分、昔に買って、面白いな…

入檻

キャリー・バッグに閉じこめられ、呆然として、目が寄ってしまっているアントン。 ちょっかいを出すライカ。次は自分だとも知らずに。 で、次はライカをキャリーに入れようとしたら、アントンの様子を見て察知したのか、大逃げ&大暴れ。はあはあ言いながら…

講義x2

世の中は休日だけど、大学は開校(講義最終日ってことで)。まあ、休日の理由が理由だけに、学校に行くことにはやぶさかではない。学生は休みたいだろうけど。そういやコロンビア大学も、「国民の休日」が休みとは限らなかった。退役軍人の日は開校で、選挙…

大蒜醤油

大蒜を剥いて鷹の爪と一緒に醤油(酒少々)に漬け込む。二、三日したら、良い味が出てきて、つけだれにも料理にも使える万能調味料となる。久しぶりに作ったけど、旨い。

講義?+講読

美術史特講(院)。必死で9時に大学に辿り着き、こんな日、学生も大変だろうなと思ってたら、やっぱり誰もいない。とはいえ徐々に集まってきてくれた(えらい!)。でもいつも程はいないので、今日は講義をやめて、DVDでも見ようと。何枚か持っていって学生…

大雪

案の定、真っ白け。

プリミティズム展論争

明日の院の講義のために、「20世紀美術におけるプリミティヴィズム:『部族的』なるものと『モダン』なるものの親縁性」展(1984年、ニューヨーク近代美術館)を巡る、近代美術館/民族学博物館という二つの展示装置、美術史/人類学という二つの研究領域の…

講義、報告会

日本美術史(留学生)。近代に入る。高橋由一を中心として、「科学技術の補助」としての西洋画法の受容について。写真術の受容について。 昼からは、博士課程後期の学生たちの年次報告会。今年は大人しくしようと思ってたけど、去年よりハイパーに喋ってしま…

ゴス細木

スージー・スー様。筋は通っている。ある意味、一途。クリッシー・ハインド様(こっちは太ってない)もアイ・メイクはデビュー当時から一緒だし。関係ないけど、ラズウェル細木って漫画家いたな。「ラズウェル」という名は、フリー・ジャズのトロンボーン奏…

コレクションのモーメント

来年度、視覚文化論という新しい通年の講義も担当するし、同志社の文献講読で展示論を読むし、某大学から芸術受容論の集中講義の打診を頂いたし、という訳で展示/コレクション論をいろいろとそれこそコレクションしなければいけない。講義だけでなく、自分…

パンク:アティテュード

こないだアティテュードの話を書いたが、思いっきりそういうタイトルのDVDが出ていた。ロキシーのDJ、BADのメンバー、というか今やパンクの語部ドン・レッツ監督。パンク:アティテュード [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2005/12/07メディ…

パグ

買い物中の御主人を大人しく待つパグ一匹。こんなこと猫には無理だろう。昔からパグの顔が大好きで、もし犬を飼うならパグと心に決めている(まあ、多分ないだろうけど)。うちの猫と毛並みが似てるんで、何となく親近感が湧いて目がとまってしまう。

パンドラ

Pandora 曲の名前や、アーティストの名前を入れたら、同一傾向の曲が次々と流れるというもの。Music on Demandの一種だろうが、楽曲の特徴をデータベース化して、おなじカテゴリーに当てはまる曲をつぎつぎ選曲していくというもののようである。 この「特徴…