2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

司馬江漢

ある古書店から最新のカタログが届いた。巻頭を飾るのは司馬江漢の腐食銅版画10枚揃い+西洋の眼鏡絵10点に反射式覗き眼鏡がついて、お値段は・・・。桁が違いすぎる。ほかには、ポリオラマ・パノプティック(透かし絵を見る装置)とか、明治期のステレ…

近代における「書」

上記の広告が載っていたのは、ネットで注文した『実業世界太平洋』という雑誌である。『太陽』の版元、博文館が出していたもので、手に入れたのは臨時増刊の博覧会特集。1903年なので、これは大阪天王寺で行われた第五回内国勧業博覧会のこと。「美術館…

明治の雑誌

届いた本を、ぱらぱらとめくっていたらこんな強烈なおっさんの顔が飛び込んできた。フロックコートを着たおっさんが右手に酒瓶、左手の甲に巨大な蜂を載せてえびす顔で微笑んでいる。怖いよ。東京の近藤利兵衛という商店が出していた「蜂印香竄葡萄酒」とい…

しどけなく眠る

腹を上に向けて、右前足で頭を覆って眠りを貪る。警戒心の欠片もありゃしない。

修了発表会2

昨日の造形専攻に続き、今日はデザイン専攻の発表会。染織、風刺画(カートゥーン)、デザイン(映像)、建築。後半はいろいろつっこみを入れた。

食事の邪魔

餌に食らいついているところに声を掛けたら、「邪魔すんな」みたいな感じで睨まれた。しかし、この仔も大きくなってきた。

黒川翠山

論文のために写真家、黒川翠山について調べていたら、静岡県立美術館のウェブサイトに、堀切正人氏による研究ノート「黒川翠山の写真 ? ピクトリアリズムから記録写真へ」が見つかった(404)。なんと『diatxt.』誌10号に以前書いた拙稿「〈過去〉としての…

修了発表会

修士の修了発表会1日目。今日は、洋画、日本画、版画、陶芸の学生たち。作品はともかく、人前で自らの作品を紹介する訓練を受けていないので、結構聞くのがつらい。芸術家には言葉は要らないなんて言っていずに、やっぱりしっかり訓練した方がいいと思う。…

PETボトル整列

家の側壁にびっしりと並べた水入りボトル。水のきらめきを猫は嫌がるという説を信じてのことだろう(実際はほとんど効果はない模様)。なんとしてでも猫は近よらせんという執念のようなものを感じる。よっぽど厭なことがあったのか。

『日本近代文学の起源』

例の「風景の発見」が入っている論集。定本になるというので、改稿したらしい。はじめのほうを読むと、たしかに以前にはなかったパノフスキーやバークなどの名前が出てくる。『定本 柄谷行人集定本 柄谷行人集〈1〉日本近代文学の起源 増補改訂版』。

訃報

建築家フィリップ・ジョンソン死去。98歳。NYタイムズの訃報(Philip Johnson Is Dead at 98; Architecture's Restless Intellect - The New York Times:批評家ポール・ゴールドバーガーが執筆)を読んでいると、彼の人生を追っていくだけで、近代建築…

レコード漁り

うちの家でレコードを漁る青年。

文献

今度の発表&論文のために再読しなければいけない論文リスト。 鈴木貞美編『雑誌『太陽』と国民文化の形成』 高木博志『近代天皇制の文化史的研究―天皇就任儀礼・年中行事・文化財 (歴史科学叢書)』 同「「近代天皇制と古都京都:『京都らしさ』はいかにつく…

太陽

明治〜大正期の雑誌「太陽」のロゴ。「太陽」といっても先年廃刊した平凡社のものとは関係がない。博文館から出ていた日本初の総合雑誌。旭日に八咫烏か。で誌名が『太陽:The Sun』でバイリンガルを目指す。「日出づる国からの情報を世界へ」という感じ。う…

横臥状態で読んだ本

ジョン・ダニング『失われし書庫 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』、鷲田清一『ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫)』、小沼純一『サウンド・エシックス―これからの「音楽文化論」入門 (平凡社新書)』(これは再読)。

病室の天井

レール式可動型点滴ハンガー(実際の呼び名は知らないが)がある。昨日はずっとこういう光景だったが、今日無事に帰還。

一泊

今日は、検査入院一泊。

ええ男

久しぶりに男前に撮れたので。

今日の一曲"Persian Love”

ホルガー・シューカイ『ムーヴィーズ』所収、EMI、1980年 以前も紹介した曲。その時は、「クルアーンの詠唱をサンプリングして大丈夫か?」みたいなことを書いていたが、どうやら短波ラジオで流れていたイランの普通の歌らしい。とてもポップで清涼感のある…

院生展

修士課程1年次生の展覧会(→http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/2004/m1/index.html)。さまざまな傾向の作品があって、キャプションを見なければ、どの分野(洋画とか版画とか)かわからない。それだけ「分野」と言われるものが溶解しているということだ…

キノコ!

学校に行って、博士課程の院生の論文の相談に乗る。建築の学生とペーパーワークの学生。制作者が書く論文を指導するのははじめてだけれど、まあ基本は一緒。 一人は、なんと友人たちとキノコ屋さんをやっているらしい。見たこともないようなキノコを貰う。さ…

テンイチ

先日、凄く久しぶり(二年ぶりくらい?)に天下一品(→天下一品 -鶏ガラベースのこってりラーメンが自慢!-)のラーメン(当然こってり・ニンニク入り)を食した。高校生の頃などはまあよく食べたものだ。卒業したあと、高校近くに一店舗出来たと聞いたときは…

またお越し

夷川のペットショップの番頭犬。何回めかの登場である。客が来るとお出迎えで「ようお越し」。帰るときは、それほど気も入れずに「またお越し」。

文献講読

文献講読@同志社・広告における人種の問題。有徴/無徴性の問題。これで今年度の授業はオーラス。

セーヴ・ポイント

同志社のチャペル。1885年に建てられたアメリカン・ゴシック様式の建築で、煉瓦造のプロテスタント教会建築としては日本最古のもので重要文化財である。でも今の僕には、中に入ったら神父さんに「たのもしき 神のしもべよ わが教会に どんなご用じゃな?」と…

今日の一曲"We are Time”

ザ・ポップ・グループ『Y』所収、レーダー、1979年 人生に必要なダブとファンクはすべてポップ・グループ(とクラッシュ)で学んだ。ブリストル出身のこのグループは、ポストパンクのなかで一際精彩を放つ。パンク、レゲエ/ダブ、ファンク、フリー・ジャズ…

今日のアマゾン荷

時間差攻撃のように今日も届く。 ボールズ『美学とジェンダー―女性の旅行記と美の言説』:ピクチャレスク、旅行、コロニアリズムと並べば読んでおかなくては。 今泉容子『映画の文法―日本映画のショット分析』、ジアネッティ『映画技法のリテラシー〈1〉映像…

講義、報告会

1,視覚文化論@大阪成蹊。来週もあるのだが、よんどころない事情で休講。というわけで最後の講義であった。このコマは今年で終わるので、本当の最後の講義。お世話になりました。 その後、精華大に戻り、博士課程後期の学生の報告会。9人いて、D1は立体造…

整理券

何度も云っているように、叡電はバスみたいなものだから整理券を取らなければいけない(駅に切符の販売機がない)。でも、英語で「BOARDING TICKETS」と書いてある。これって「整理券」ではなく、「乗車券」という意味だと思うのだが・・・

今日のアマゾン荷

Death, Mourning, and Burial: A Cross-Cultural Reader (The Human Lifecycle: Cross-Cultural Readings):死と哀悼と埋葬に関する人類学のアンソロジー Aesthetic Quality and Aesthetic Experience (ELEMENTA)美的質と美的経験に関するアンソロジー Railw…