2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ベンソン

マスカラ入れすぎ。高校生の頃、パイオニアかなんかのCMに出て、とろとろメロウな曲を、この目で歌っていたのを、ジャズ界の村田英雄と評した友達がいて、至言だなと思った。ジョージ・ベンソン『ブリージン』。ブラコン寄りのフュージョンだけれど、"This…

GeniiとNII-REO

Webcatで有名な国立情報学研究所のサイトに、えらく便利なものが出来ていた。Geniiこと「学術コンテンツ・ポータル」というもの→http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp。以下の4つのデータベースを一括検索することができる。こりゃええわ。 CiNii:論文…

抗日&革命イメージ

この間、ある学生と話していたら、中国における抗日や革命に関するプロパガンダ・イメージに興味を持っているというので、いくつか手持ちの文献を紹介する。ついでなんで、ここにも挙げておく。 川瀬千春『戦争と年画―「十五年戦争」期の日中両国の視覚的プ…

はてなブックマーク

ブクマをちゃんと使ってみようと、とりあえず視覚文化関係でクリップしたものにタグ付け。いらんブクマを消して、←にリンクを作った(はてなブックマーク - visual_cultureに関するmorohiro_sのブックマーク)。朝も早うから。 とりあえず、ブラウザにブック…

オハイオの皆さん

「ファンクとは〈過剰〉にあり」とは言うものの、こうなったら何がなんだか分からない。オハイオ・プレイヤーズのベース・プレイヤー、マーシャル・ジョーンズさん。ブラック・ムスリムか? いや、このターバンは、ムスリムというよりは、シーク教徒なのかな…

学会

昨日書いた美学芸術学会に行ってきた。五島列島における大正期のカトリック建築の話。本来は石造だからこそ意味があるゴシック教会堂のリブ・ヴォールトが、すっかり単なる意匠となって、木造の華奢で繊細なものになってしまっている。料理しようによっては…

『美術京都』

『美術京都』35号(中信美術奨励基金、2005年10月)に、拙論「伝統の地政学:世紀転換期における京都性の構築」が掲載されました。以下は、その序文。 大成功を収めたJR東海による「そうだ京都、行こう」キャンペーンの広告コピーに、「『これからのニッポ…

ブラコン

オーヴァーオールを着てもシャツは着ない。これがファンク・バンドの心意気。ブラス・コンストラクションの三枚目の裏ジャケから。

美学芸術学会

明日開かれる美学芸術学会第8会大会@同志社大学のプログラム 日時:2005年10月29日(土曜日) 会場:同志社大学 寒梅館 203番教室 【研究発表(第一部)】 (10:30〜11:30) 中世末期の降誕図における幻視文学の影響――『いとも豪華な…

レトリック辞典

比喩の話を確認しようと、買ったまま書棚に仕舞っていた下記の本を取り出す。パラパラと読んでみると、これがやけに面白い。「辞典」と銘打たれているが、各項目がそれぞれエッセイのようになっていて、これまで「隠喩」「換喩」「象徴」などのレトリックに…

講義x2

午前中、立ち講義二連続の日。ほぼ3時間近く立ちながら喋っている訳で、その割に疲労が少ないのは、僕がよっぽど喋り好きなんだろう。職業適性はあるみたい。 芸術学概論。マンガの文法の最終回。マンガのコマ割におけるショット/リヴァース・ショットをは…

ウォー

って別に吠えてる訳ではない。今日は濃い〜集団で。『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編』で、マイルスほど上半身を脱ぎたがるジャズ・ミュージシャンはいないって書いてあったけど、上半身裸になるのは70年代ファンク・ミュージシャ…

Art/ Space

建築誌『a+u (エー・アンド・ユー) 2005年 11月号』で、美術館の建築を扱った「アートを発信する場」という特集が組まれている→http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/au/au_frame.html。

講義、講読

美術史特講(院)。展示噺。プレ近代→近代→ポスト近代における展示制度の変遷を振り返る。ロザリンド・クラウスの「彫刻とポストモダン」(『反美学―ポストモダンの諸相』)を引いて(昨日思いついた)、「場」と芸術作品の問題について考える。 文献講読@…

ムーニー

若いときはしゅっとして可愛かったんだけどな。キース・ムーン(ザ・フーのドラマー)。だんだん、せんだみつおに似てくるんよね。数々の奇行で知られる彼だが、またこれがコスプレイヤーと来たもんだ。女装も大好きだし。これは、変質者のコスプレで。Who's…

ぽっどきゃすてぃんぐ落語

ポッドキャストで落語があって、若手の落語が聴ける→http://www.podcastjuice.jp/rakugo/。iPodに落として時々聴いている。トラックバックを見ていると若手の演出などに対して辛い意見もあり、それはそれで首肯できるのだが、CD、テレビには出てこられない…

『1900年以降の芸術』

今日の日本美術史は、先週土曜日に見学会をしたので休講。所用を済ませ、昼から研究室でオフィス・アワー。 大学に以前(id:morohiro_s:20051011#p1)紹介した『オクトーバー』ご一行様、フォスター、クラウス、アラン=ボア、ブクロー編の『1900年以降の芸…

サカタ

坂田明。この世にこれ程大工さんの格好が似合うジャズ・ミュージシャンが居るだろうか(ちなみにこんな格好の大工さんは、今はまず、いない。あと、「大工」と書かれた印半纏はこの世にはない)。彼と梅津和時、この二人のおかげで、フリー・ジャズ系のアル…

杉本博司インタヴュー

建築家の青木淳による杉本博司インタヴュー。自宅アトリエについて、森美術館における展示など→10+1 web site:美術館研究――7[杉本博司+青木淳]。

のだめ

噂の『のだめカンタービレ』を全巻大人買い&一気読み。基本的には、才能と努力と挫折と成功というスポ根の流れを汲むナラティヴなんだけど、出てくるキャラが新しいのかな? 脇役を上手く利用した繰り返しギャグが秀逸。峰オヤジとか片平とか。

アップセッター

今日の濃い〜の。心の師匠、リー・ペリー。80年代後半に、エイドリアン・シャーウッドやマッド・プロフェッサーなどによって、再び復活を遂げたダブの巨匠。この頃は、実際にダブやプロデュースに関わるというより、むしろ自分のいわば「息子」たちがご用意…

大学vs美術館

昨日、関学のKさんに教えて貰った本。大学における美術史と美術館における美術史の乖離といった問題を扱っているようだ。早速注文。The Two Art Histories: The Museum and the University (Clark Studies in the Visual Arts)作者: Professor Charles W. H…

ザッパ

濃い人たちは続く。アラブ風の頭巾がこれほど似合う男が他にいるか? 顔も音も濃いザッパ師匠である。『シーク・ヤブーティ』。

大正イマジュリィ学会

大正イマジュリィ学会に行ってきた。高畠華宵による小説の挿絵に関する発表。中性的でありつつ、確かな肉体を具えた少女像の問題について。そうした挿絵を見ることによって、受容者である「少女」たちのセクシュアリティがどのように構築されたのかに関して…

トークボックス

ザップが使っているのはヴォコーダーではなく、トークボックスだという指摘がfukayaさんからあった。両方とも機械っぽい声を出す楽器だけれど、違うみたい。デイトン・プロジェクトの松田秀太郎氏によると、ザップが使っていたトーク・ボックスとは、シンセ…

福本語録

昨日のhanaさんのコメントを見て、解説者としてのふくもっさんが意外と知られてないなと思って。昔はウェブに凄い福本語録が上がってたんだけど、それがなくなってしまった。最近のは、ここに→福本豊語録集--解説者。 一番有名なのは「たこやき」事件。大接…

ブーツィー

濃い〜人3。濃い人というのは、やはり70年代ファンク、とくにPファンク周辺に集中するけど、やはり最高峰はブーツィー・コリンズでしょ。「ファンクとは過剰にあり」を体現している。星形サングラスや、ラジカセ型サングラス。変形ベース(形だけではなく、…

猫マンガ

連れ合いがどっかから借りてきた安孫子三和『みかん・絵日記 (第1巻) (白泉社文庫)』。猫好きにはたまらん。

福本豊

いよいよ日本シリーズ。今日は、ABCでの放送で、解説は東尾+栗山らしい。千葉だからテレビ朝日制作でこうなったのだろうが、やはりABCでの阪神戦なら、解説は「ふくもっさん」こと、福本豊の「居酒屋で野球談義をするおっさん」解説で決めて欲しかった。小…

見学会

細見美術館の琳派展シリーズ「俵屋宗達--琳派誕生」(http://www.emuseum.or.jp/Pages/event_soutatsu.htm)に、日本美術史の受講生とともに行く(この美術館は、精華大の学生証があれば無料なので、学生を連れて行きやすい)。琳派自体にはさほど興味がない…