2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

龍吐水

親戚の法事で行った寺に龍吐水が掛けてあった。展示しているという感じではなく、昔から非常用に掛けてあって、外すのも大儀なので置いておこうかといった風情。 ちなみに龍吐水とは昔の消防ポンプ→http://www.water.go.jp/honsya/honsya/referenc/material/…

超現実

近所の粗大ゴミなどがよく捨てられている場所にて。《壊れた長机のうえの婦人靴》。ゴミ捨て場がシュルレアルなのか、シュルレアリスムがゴミ捨て場的なのか。考えてみれば、ゴミ捨て場とは、有用性のネットワークからのデペイズマン(転位)と考えられない…

とびだし小僧

大学近くのとびだし小僧。手に持っている黄色い物体の正体が不明である。あっ、ボールか。 頭にきのこが生えている。

放物線

見事に上下逆の放物線(でいいのか?)を描く壁のシミ。おそらくは上の屋根の樋から飛び出た水が長年同じ場所に当たり続けた結果出来たのだろう。 妙に堂々としている。「魁偉」とか「巍々」とか妙に画数の多い感じで形容したくなる。

地方定価

昨日、アンドレ・マルローの『東西美術論1――空想の美術館』(新潮社、1957年)を読み返していたら、奥付に「定価900円(地方定価)910円」とあるのに気付いた。かつて出版界に都内定価と地方定価の二重定価制があったという話は小耳に挟んだことはあったが、…

トポグラフィ映画

速水健朗氏のブログ、ファッションレンタルでおしゃれ上級者! はダサい?コーディネートをチェック | ファッションレンタルでおしゃれ上級者!と【B面】犬にかぶらせろ!は、いろいろなヒントになる記事が多くて、勉強になるなぁといつも楽しんでいるのだが…

給水塔

あまり見ないタイプの給水塔。丸いかたちと緑青っぽい色が格好良い。

模型としての現実

昨日、ヴィレッジ・ヴァンガードで見付けた写真集。small planet―本城直季写真集作者: 本城直季出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2006/04/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 137回この商品を含むブログ (197件) を見る 全て、現実に…

うだつ

「うだつ」(あるいは「うだち」)とは、隣家との境に設けられた袖壁あるいは屋根の両端を高くした壁のこと。「うだつが上がらない」の語源。うだつ - Wikipediaを参照。各地にうだつを街の象徴にしているところもあるが、京都には意外とない。たしか上杉本…

DMC

DMCといっても、Runの相棒ではなくて、『デトロイト・メタル・シティ』。以前コメント欄でfukayaさんに勧められて、読んでみたんだけど、面白かった。フレンチ・ポップスを愛する気弱な少年が、いやいやながらも極悪デス・メタル・バンドのヴォーカル、クラ…

「佐藤」という苗字

「佐藤」という苗字は多い。というか「鈴木」と争って、最近ではすっかり人口一位になっているらしい。 ところが、小中高を通して同じ苗字の人間が同級生になったことはない(「鈴木」とか「田中」とかは複数いたのに)。というか関西には「佐藤」は少ないの…

バタイユの「美術館」

講義や講読で紹介しようとバタイユの「美術館」(1930年)という文を訳してみる。って言っても、英語からの孫訳(アネット・マイケルソン訳、『オクトーバー』36号〔1986年春〕に掲載)ですけど。id:shirimeくん、これでいいですかね? なんかあれば指摘よろ…

フケ

こないだ御堂筋を歩いていて、少し横道をはいったところで見付けた。VoWかなんかで見たことがある看板。多分「富家」さんだと思う。昔の新日のリング・ドクターと一緒で(昔、早稲田での富家先生の講義は、プロレス・ファンが集まって、人数オーヴァーで抽選…

視聴覚文化研究会

院生中心に行われている研究会の開催情報:2006-09-19 - NEUEから転載。 第五回視聴覚文化研究会 日時:9月24日(日)14:00 場所:同志社大学西門前に13:50頃集合 会場:明徳館三階メディア教室 発表者及び発表タイトル: 大村憲右(神戸大学)「ポスト古典…

無用ハシゴ

いつもと違う道を通っていたら出逢った無用ハシゴ。どこから昇ってどこへ行くのやら。

賽銭箱

普通の民家の軒先に賽銭箱。近くによって覗き込んでみると、郵便受けになっていた。まさしく転用。郵便受け2 - 蒼猴軒日録で書いたパターンの特殊な変種だろう。

八犬伝の世界

完本 八犬伝の世界 (ちくま学芸文庫)作者: 高田衛出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/11メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (26件) を見る 子供向きの本で読み、NHKの人形劇(http://homepage2.nifty.com/starship/参照)にはまり、その…

「PHOTO WATCHING[写真を語る]:京都と奈良の観光写真」

本日発売の『アサヒカメラ』10月号で、文筆家の大竹昭子さんとの対談が掲載されております。「京都と奈良の観光写真」というテーマで、「そうだ 京都、行こう」から、『旧江戸城写真帖』、黒川翠山の写真、雑誌『太陽』(明治の方)における京都表象、飛鳥園…

職人芸

金網かと思ったら立派な蜘蛛の巣。まさに匠の技。

大阪の表象

「大阪は、下品で無遠慮だけど、暖かくて、形式ばらず云々」っていう表象は、あらゆるところに出回っているし、それをさらに関西の芸人達が自己表象のかたちで流布させているわけだけど、言うまでもなくこれは一面的であって、近世から近代にかけて、あれだ…

昼下がりの銀杏並木

日曜日の御堂筋。銀杏並木は相変わらず。

三つの個展

三つの個展:伊東存×今村源×須田悦弘@国立国際美術館→�������۔��p�ف@NMAO 今日まで。これはお薦め。 グループ展ではなく、三つの個展を集めたというもの。とはいえ、各々が独立しながらも、なんとなく繋がって見えるのが面白い。まるでその前に行ってきた科…

科学館の展示

国際美の前での待ち合わせ時間まで、ぽかんと時間が空いたので、一度行こうと思っていたおとなりの科学館へ。 大阪市立科学館 連休で、子供だらけ。受付で「お一人様ですか」と言われ、「悪いですか?」って言いそうになった(別に悪気はなかったと思うが)…

篠原有司男展

篠原有司男展@キリンプラザ大阪→http://www.kirin.co.jp/active/art/kpo/art/now.html 《洛中洛外図》をソースとしたものと、セザンヌを流用した大作品+習作何点か。とにかく「過剰」を追い求める作品である。 会場で流れていたニューヨークでのボクシング…

ギィ・ブルダン展

昨日みてきたものについてのメモ。 ギィ・ブルダン展@大丸ミュージアム梅田 東京都写真美術館が巡回してきたものか? とにかく「うまいな〜」という感想。シュルレアリスムなどモダニズム写真の要素を取り入れながら、広告/ファッション写真として成り立た…

禁止事項

畳みかけるような禁止指令三連発。

職業としての大学教員

職業情報(大学・短期大学教員) http://cmx.vrsys.net/TOP/というサイトから。そういや以前、こんな本もあったな。新 大学教授になる方法作者: 鷲田小彌太出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2001/11/29メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 224回この…

浪花展覧巡

朝から大阪へ。 ギィ・ブルダン展@大丸ミュージアム梅田→http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/umeda/index.html 篠原有司男展@キリンプラザ大阪→http://www.kirin.co.jp/active/art/kpo/art/now.html 大阪市立科学館→大阪市立科学館 三つの個展:伊…

無用自販機

何を売っているのやら。

ストリート・キッズ

ここんとこ(と言っても一作目の翻訳が出たのはもう10年くらいまえ。*1)の翻訳ミステリーのシリーズでは、「フロスト」シリーズと並んで、圧倒的に面白かった、ドン・ウィンズロウの「ストリート・キッズ」シリーズがついに完結。砂漠で溺れるわけにはいか…