揚羽

morohiro_s2005-08-06

夏休みのしかも土曜日に大学に来たら、炎天下に働く工事の人たちを除けば、ほとんど人というものに出逢わない(特に早い時間には)。それどころか猫たちさえどこにいったのか、影さえ見えぬ。その代わりといってはなんだが、虫はいる。レポートの山との格闘に疲れて人っ子一人いないキャンパスで缶珈琲を飲み、煙草などふかしていると、アゲハチョウ、アリなどさまざまな虫が見えてくる。さらに小さなトノサマバッタさえいた。携帯のカメラ・レンズを近づけたら大きく飛んで逃げたが。汗をかき、冷えた研究室に帰って一息。なぎらけんいち(現・なぎら健壱)の「葛飾にバッタを見た」が入っている『URCアンソロジーVol.1 URCの誕生』など聞いてみた。
と午前中は、まさにゴースト・タウンのような状況だったが、午後になるとちらほらと人も猫も湧いてきた(その頃には、大量のレポートを読み過ぎたせいで、僕の頭も沸いてきた)。
湧いてきた猫。
しかし暑い。研究室で「♪日陰でも96度(摂氏35.5度)、ほんまに暑い。日陰でも」と歌うサード・ワールド「華氏96度」("1865 (96 degrees In The Shade)” 1865年の奴隷解放のための暴動を歌った歌だったと思う)を聞いていたけど、それどころじゃない。ここはジャマイカか。