2012-01-01から1年間の記事一覧

「キッチュと同一性」

年末ばたばたと過ごしておりますが、最後の最後で拙文が掲載された雑誌が届きました。『キッチュ』(‘‡ƒ}ƒ“ƒKŽƒLƒbƒ`ƒ EƒXƒ^ƒWƒIƒLƒbƒ`ƒ @ŒöŽ®ƒTƒCƒg‚͈ړ]‚µ‚Ü‚µ‚½B)というタイトルで、精華大のドクターにいた呉塵罡くんが、編集、マンガ制作(鬼山…

記録集『写真の誘惑――視線の行方』

もう今年はなにもないだろうと先日「2012年総括」をアップしていたら、いきなり今日、もう一件増えました。5月に参加した国立国際美術館でのシンポジウム「写真の誘惑――視線の行方」(シンポジウム「写真の誘惑--視線の行方」 - 蒼猴軒日録)の記録集です。…

2012年総括

講義も全て終わり、いろいろ書き物はたまっているものの、とりあえず2012年を総括してみます。去年(2011年総括 - 蒼猴軒日録)と比べたらどうかな。しかし3月の項目の多さはなんなんだ。 南アフリカ行きなんてのもあった。横浜に行く機会があまりなくなった…

第7回神戸大学芸術学研究会 「身体と同一性」

来週土曜日、以下のシンポジウムに登壇します。タイトルは「遺影と擬写真――ずれていく同一性」としました。例によって遺影写真ネタですが、「身体と同一性」にからめて新味が出せればと思っています。 お時間あれば、どうぞご来場の程を。 第7回神戸大学芸術…

バズカフェVol.4 セット・リスト

恒例なんで、記憶が新しいうちにあげておきます。久しぶりのアナログ回し。「ダブ」というほんわりした指令が安エレ社長からあったんで、はじめはダブを中心に。でも最後はソウル系になってしまいました。On-U多すぎか? Joni Mitchell, "Jungle Line" Afric…

バズカフェVol.4

明日の月曜日、京都精華大、安田電子芸能(安田昌弘ゼミ)主催のバズカフェ第4弾。今回はラッパーのアイシャ・フクシマさん(RAPtivism)をメイン・アクトにして行われます。 そして例によって、12時10分からはToo Many教職員DJs。持ち時間は50分でいろんな…

日本写真芸術学会 第15回 関西シンポジウム

以下の学会シンポジウムに講演者として参加します。演題はお任せと言われたので、持ちネタを出したけど、どうも浮いているような。当日までに写真教育の問題にどのようにつなげるかは熟慮します。 日本写真芸術学会 第15回 関西シンポジウム 写真教育の思索 …

シンポジウム 「映像アーカイブ――記憶の共有化と創造」

9月30日に新潟市で以下のシンポジウムに参加します。 シンポジウム 「映像アーカイブ――記憶の共有化と創造」 2012年9月30日(日)午後2時より 無料(直接会場へお運びください) 会場:砂丘館 | 昭和8年建設の日本銀行新潟支店役宅のお屋敷を、平成17年より…

世界経済史会議

去年のブラジルに続いて、今年も南半球に行ってきます。今回は南アフリカ! アフリカ大陸初上陸です。 しかも今回は、経済史の学会。オレ、経済学科中退なんですが…… 美術の経済というような枠組みのセッションです。ざっと訳すると「美術貿易の技術(アート…

日仏美術学会122回例会

ほぼ一ヶ月ぶりの情報アップです。来る6月30日(土)、日仏美術学会で(何故か)発表をすることになりました。今、必死で原稿を書いています。 “ú•§”üpŠw‰ï第122回例会 日時: 2012年6月30日(土) 14 : 30-17 : 15 場所: 京都大学文学部…

ICOMAG2012記録集

私もモデレーター/コメンテーターとして参加した世界メディア芸術コンベンション(ICOMAG)2012「想像力の共有地(コモンズ):現代社会はマンガとアニメーションによって何を共有しうるのか」の記録集が完成し、下記のページからPDFでダウンロードできるよう…

80年代京都

表象文化論学会のウェブ・ニューズレター〈REPRE〉に、ヴォイス・ギャラリー(VOICE GALLERY pfs/w)の松尾惠さんとの対談が掲載されました。 表象文化論学会ニューズレター〈REPRE〉:小特集「メタモルフォーゼ」:1.対談 松尾恵×佐藤守弘:1 「森村泰昌と…

横浜・異国趣味

2011年に大正イマジュリィ学会全国大会で行ったシンポジウム(大正イマジュリィ学会)の報告が載った学会誌『大正イマジュリィ』が本日届きました。 佐藤守弘「シンポジウム報告『横浜・異国趣味のイマジュリィ』」『大正イマジュリィ』No.7、2012年3月、6-1…

シンポジウム「写真の誘惑--視線の行方」

今週末の12(土)、13(日)に、国立国際美術館で行われるシンポジウムに登壇します。 現在行われている「コレクションの誘惑」展の第2部、「自由な泳ぎ手--現代写真の世界」に関連するシンポジウムで、そうそうたる登壇者に混じって、ひっそりと出ます。 シ…

書評『トポグラフィの日本近代』

表象文化論学会の学会誌『表象』06に、拙著の書評が掲載されました。 表象〈06(2012)〉作者: 表象文化論学会出版社/メーカー: 表象文化論学会発売日: 2012/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (4件) を見る 目次はこちら→ …

報告書「文化遺産としての大衆的イメージ」

3年間、研究分担者として参加してきた科研の報告書が届きました。A4版400ページ超。結構分厚いです。 研究課題については以下のデータベースを参照してください。 https://kaken.nii.ac.jp/ja/p/20320020 僕は仏像写真論を書きました。結構、長く温めていた…

新年度

私、2012年4月1日付けで京都精華大学デザイン学部長に就任いたしました。ご報告まで。 ちなみに職階は准教授で変わりません。こういうの、セイカのいいところだと思っています。 去年の12月の学部長選挙直前に当時の学部長が副学長になることが急に決まった…

大正イマジュリィ学会第9回全国大会

直前の御報せですが、明日から2日間、大正イマジュリィ学会の全国大会が、横浜、北仲スクールで行われます(正確には別の場所で今日からはじまっているのですが)。詳細は以下。 大正イマジュリィ学会第9回全国大会のお知らせ - 大正イマジュリィ学会:各種…

芸術選奨

新聞などの諸メディアで既報の通り、この度、第62回芸術選奨文部大臣新人賞(評論等部門)を授与されることとなりました。昨年刊行した単著『トポグラフィの日本近代--江戸泥絵・横浜写真・芸術写真』(青弓社、2011年)が評価されたということです。 http:/…

北仲スクール 第一期事業報告会

2年半、活動を続けてきた横浜・北仲スクールが、3月末で一旦、第一期の活動にピリオド(いや、カンマ?)を打つことになり、締めのシンポジウムが開催される運びになりました。連携大学のひとつである京都精華大学を代表し、企画運営委員としてほぼ毎月会議…

辞書編纂者の夢

拙文が掲載された『ユリイカ』3月号、特集「辞書の世界」が届いていました。専門分野の論文ではなく、『大漢和辞典』と『日本語大シソーラス』の序文、跋文の紹介を軸に、辞書の序/跋文を読む楽しさについて書いたエッセイです。 佐藤守弘「辞書編纂者の夢-…

『美術フォーラム21』の特集号をめぐって

以下の研究会の第2部に登壇します。 公開研究会「マンガ芸術論」:『美術フォーラム21』の特集号をめぐって | Clone of 京都国際マンガミュージアム - えむえむ 美術フォーラム21 第24号 特集:漫画とマンガ、そして芸術作者: 美術フォーラム21刊行会出版社/…

”Japan〜Russia〜Somewhere”@黄金町

2/12に横浜で行われるイヴェントの紹介です。関東圏の方、是非お運び下さい。 【2/12(日)14時〜16時@黄金町】京都精華大学 国際共同制作(ロシア・日本) 学生映像作品・上映/講演会 "Japan〜Russia〜Somewhere" ※終了しました | 北仲スクール 京都精華大…

中原シンポジウム・レポート

先日行った中原佑介記念シンポジウム「批評の技法――現代美術の実践とことば」 (パネリスト:加治屋健司/林道郎/吉岡洋、司会:佐藤守弘)のレポートがウェブサイトAMeeT ―Art Meets Technology―(ニッシャ印刷文化財団)にアップされました。執筆してくだ…

「今週の一曲」コーナー

今年度の芸術学(前期・後期)の講義では、冒頭に「今週の一曲」というコーナーを設けていた。大人数の講義で講義はじめは学生もぱらぱらと来るし、コメントカードをTAが配るのにも時間がかかるので、その時間を利用して、好きな音楽を掛けていた。とはいえ…

再告知:シンポジウム「批評の技法」

明日です! 皆様お誘い合わせの上、どうぞ。 [連続シンポジウム]戦後思想を問い直す視座 〜柴谷篤弘と中原佑介の仕事〜 批評の技法(アート)――現代美術の実践とことば:中原佑介の業績をたどる http://info.kyoto-seika.ac.jp/event/lecture/2012/post-31…

批評の技法――現代美術の実践とことば

今週末の土曜日に開催されるシンポジウムの告知です。僕が話を聞いてみたいというお三方にパネリストになって頂きました。刺激的な議論が展開されるのではないかと思います。 [連続シンポジウム]戦後思想を問い直す視座 〜柴谷篤弘と中原佑介の仕事〜 批評…

2012壬辰歳

新春の言祝ぎ、謹んで啓上致します 旧年中と相変わりませず、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。佐藤守弘拝 今年の画像は、1905年にはじめて描かれた「暴龍」ことティラノザウルス・レックスの復元図にしました。傍の人間がかわいい。 出典:File:Tyranno…