辞書編纂者の夢

拙文が掲載された『ユリイカ』3月号、特集「辞書の世界」が届いていました。専門分野の論文ではなく、『大漢和辞典』と『日本語大シソーラス』の序文、跋文の紹介を軸に、辞書の序/跋文を読む楽しさについて書いたエッセイです。

  • 佐藤守弘「辞書編纂者の夢--辞書の序/跋文を読む」『ユリイカ』第44巻第3号(特集「辞書の世界」)青土社、2012年3月

錚々たる執筆者については、以下の目次をご参照ください。


ユリイカ2012年3月号 特集=辞書の世界

ユリイカ2012年3月号 特集=辞書の世界

早速誤植(というか校正漏れ)見つけた。嗚呼。正誤表。

  • 128ページ上段8行目
    • (誤)誰かが
    • (正)誰かに


採り上げた辞書は、以下の3点です。

言海 (ちくま学芸文庫)

言海 (ちくま学芸文庫)

大漢和辞典 全15巻セット 別巻『語彙索引』付

大漢和辞典 全15巻セット 別巻『語彙索引』付

日本語大シソーラス―類語検索大辞典―

日本語大シソーラス―類語検索大辞典―


こういう特集が出たのも三浦しをん舟を編む』が話題になったことからでしょう。僕も読みましたが、大層面白い小説でした。『ユリイカ』には、著者インタヴューも所収されています。

舟を編む

舟を編む