2011-01-01から1年間の記事一覧

プラスチックの木でなにが悪いのか

ご恵贈頂きました。 なかなかに挑発的なタイトル。風景の章はとりいそぎ読まなければ。 プラスチックの木でなにが悪いのか: 環境美学入門作者: 西村清和出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2011/12/21メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 226回この商品を含…

2011年総括

年末ってことで、今年1年の仕事を総括してみようかと。数えた訳ではないが、これまでで項目数だけでは一番多いかも。まあまあこれくらいは仕事せんとな。とはいえ、項目数でいえば年末のサン・パウロ、上海で相当稼いでしまっているんだが。 来年は1月中に論…

上海最終日

ようやく帰って来ました。上海浦東〜関空間が二時間足らず。関空〜自宅までが二時間超。ああ、疲れた。 最終日を手短に。 午前中は時間があったので荷造りを完成させた後、外灘(Bund)へ。上海外灘美術館(Rockbund Art Museum)での張洹「孔子に問う」とい…

莫干山路50号

今日もフリー。休講にしてゴメンネ。いくら近くてもまさか講義しに帰るわけにはいかないし(可能だったけど)。 午前中は本屋まわり、福州路にある外国語書専門店、芸術書専門店、そして巨大書店、上海書城を回る。収穫は連環画3セット(『水滸故事』と『西…

上海師範大学学術文化交流中心

今日から宿が変わりました。明後日、講演をする上海師範大学のなかにある学術文化交流センターという宿泊施設です(講演会はすっかり復旦大学だと思い込んでいたら違った)。で、部屋に入ってびっくり。ちょっとしたコージーなホテルって感じ。レストランも…

「金奨」受賞

上海3日目。プラタナスの並木がむっちゃええ雰囲気だしている街です。 今日の午前中は、「授賞式」と聞いていて、何かなと思っていました。昨日ようやく、それが郎静山を記念した写真コンテストの授賞式だと解ったのですが、その時、ついでにシンポジウムの…

上海2日目

今日が発表の本番でした。上海郊外の松江という地区にある上海工程技術大学という場所での2011上海国際理論研討会。小さなシンポジウムかなと思ったら、会場に入ってそのゴージャスさにビックリ。なんか記者会見でも行われるような舞台に大勢の観衆で、全く…

2011上海国際理論研討会

上海に来ています。復旦大学に留学して中国写真を研究している石塚さんという学生さんが空港まで迎えに来てくれて、ホテルまで連れてきてくれました。助かった。その後はぶらっと周り(いい街!)を散歩して饅頭を買ってみたり、明日の準備をしたりしていま…

大正イマジュリィ学会第24回研究会

今週末に京都精華大で以下の学会研究会を開催いたします。何卒よろしくお願い申し上げます。 大正イマジュリィ学会第24回研究会 (日時)2011年12月11日(日)13:00〜16:20 (場所)京都精華大学黎明館L103教室 (http://www.kyoto-seika.ac.jp/access/index…

杉浦日向子論

『美術フォーラム21』24号に論文を寄稿しました。杉浦日向子の江戸表象について、発表当時--1980年代--の言説コンテクストと絡めて論じたものです。書誌情報は以下。 佐藤守弘「杉浦日向子と再-想像された江戸」『美術フォーラム21』24号(特集:漫画とマン…

上海へ

先月のサン・パウロに続いて、今月は上海に会議&講演に行ってきます。なんか流行作家みたいですが、たまたま。 上海は1997年に新婚旅行で行った時以来です。相当変わっているんだろうなぁ。 今回は、中国のピクトリアリスト、郎静山をめぐる会議らしいです…

2011年サンパウロの旅

昨日、サンパウロへの4泊8日の旅から無事帰還しました。 今回の旅では主にfacebookに色々書き込んでおりました。それをコピペでとりあえず以下に並べておきます(日付時刻は日本時間)。ぼちぼちこれに注釈や写真を付け加えていきますので、興味ある方はたま…

Vernacularized Perspective and Sense of "Space" in the Visual Imagery in Early Modern Japan

最終日の20日は、午前10:30からサン・パウロ美術館で「日本美術を読む:空間、人物及びメディエーション」という講演会。岡野道子さん(サンパウロ連邦大学)とマダレーナ・橋本・コルダロさん(サン・パウロ州立大学)と一緒に講演をします。僕の講演は日本…

Vernacular Photographs as Global/Local Objects

これがメイン・イヴェント。上の講演会の後、夕方(18:00から!)からはじまり3日間開催されます。サンパウロ連邦大学の美術史学科がチューリッヒ大学の美術史研究所との共催(ゲッティー財団がスポンサー)で行っている「New Art Histories: Connecting Ide…

Photography, Handwriting and Memory in the Obituary of Natsume Soseki

一発目は、サンパウロ州立大学の日本研究センターでの講演会、"Photography, Handwriting and Memory in the Obituary of Natsume Soseki"です。お馴染みの遺影写真ネタ。着いた翌日の17日午前10時から。これは日本語(通訳付き)です。 Abstract One of the…

サン・パウロへ

明日の深夜の便でブラジルに旅立ちます。中継地のドバイでの待ち時間を含めて31時間。うひゃー。どうせ途中なんで、明日は杉本町で非常勤やってから関空へ。 で、予定をまとめて告知しようかと(ブラジル再訪 - 蒼猴軒日録の詳報)。ここで告知しても来て頂…

バズカフェ2・セット・リスト

今日掛けた曲をまとめ。今回のお題(別に誰かにリクエストされたわけではない)は「ロッンケロー」。とはいえ、古いのは余り掛けずに、パンク以降のロックンロールって感じで。パンク、モッド、ガラージ・パンク、サイコビリー等々です。前のDJさんがビー…

バズカフェ2e

6月に行われた安田電子芸能(http://jb.kyoto-seika.ac.jp/blog/tag/%E5%AE%89%E7%94%B0%E9%9B%BB%E5%AD%90%E8%8A%B8%E8%83%BD/))主催バズカフェ(バズカフェvol.1 - 蒼猴軒日録)の第二弾が決行されます。今回のメインはRAKASU PROJECT.(RAKASU PROJECT.…

3062g

本日、午後7時前に第二子(♂)が産まれました。コザルこと第一子が4290gという巨大さだったので、小さく思えて仕方がないですが、まあまあ普通の大きさでしょうか。 ちなみにコザルが産まれたときのブログは→4290g - 蒼猴軒日録。「お父さん」と呼ばれて、…

第6回研究発表集会

全体パネル「3・11をめぐる記録と表象の諸問題(仮)」の司会をすることになりました。 2011年11月12日(土) 東京大学駒場キャンパス18号館(コラボレーションルーム1/同2/メディアラボ2) 第6回研究発表集会プログラム | Conventions | 表象文化論…

サン・パウロへ

来月のブラジル再訪の予定がようやく固まりだした(一回目は2004年の国際美学会議の際→国際美学会議 - 蒼猴軒日録)。前回はリオ・デ・ジャネイロだったけど、今回はサン・パウロ。某先生からの御紹介で、サン・パウロ連邦大学で日本美術史を教えている岡野…

韓国近代美術

共訳されている竹中悠美さんよりご恵贈賜りました。ありがとうございます。この辺りの知識が圧倒的に不足している私にとっては勉強になります。 韓国近代美術の百年作者: 金英那,神林恒道出版社/メーカー: 三元社発売日: 2011/08/01メディア: 単行本 クリッ…

著作権&ルネサンス図像文化

最近、ご恵贈賜った書物二冊。両方ともその一部は発表や論文のかたちで触れていたので、発刊の報を聞いて、是非入手しなければと思っていたところに到来し、感謝感激でした。 日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか作者: 山田奨治出版社/メーカー: 人文書院…

シンポジウム@北仲スクール

私がコーディネートをつとめるシンポジウム(北仲スクール/京都精華大学共催)が10/2に行われます。ゲスト・コメンテーターとして、マンガ家/小説家のすがやみつる氏を招いて開催します。それに先立って北仲スクール後期のガイダンスも行われますので、皆…

「鉄道写真蒐集の欲望」

前エントリに続いて、拙稿の告知です。 佐藤守弘「鉄道写真蒐集の欲望--20世紀初頭の日本における鉄道の視覚文化」、『京都精華大学紀要』39号、2011年9月、49-72ページ。 大学のウェブサイトからダウンロードできます。 京都精華大学紀要 | 研究成果・出版…

「都市下層民という〈異民族〉――ジョン・トムソンとロンドンの路上生活の記録」

名古屋を中心に発行されている芸術批評誌『REAR』(芸術批評誌 REAR)に短い論考を書きました。 佐藤守弘「都市下層民という〈異民族〉――ジョン・トムソンとロンドンの路上生活の記録」、『REAR』26号(特集:写真のドキュメンタリズム)、リア制作室、2011…

横浜(と東京)で見た展示:9/6-10

去年に続いて、横浜は北仲スクールでの集中講義をコーディネート(11北仲)。セイカ大の精鋭三人(吉村和真さん、小松正史さん、安田昌弘さん)をゲスト講師に迎えて、一発ぶちかましてきました。ゲストの皆さん、北仲スタッフの皆さん、どうもありがとうご…

トリエンナーレからトリエンナーレまで

北仲スクール提供、横浜トリエンナーレ2011特別連携プログラム(場所:新・港村)のお知らせです。第一回には、私もゲストとして参加します。 北仲スクール代表・室井尚は、2001年の第一回横浜トリエンナーレに全長50mの巨大バッタのバルーンを含む複合的ア…

『トポグラフィの日本近代』正誤表

赤ペン片手に丁寧に読んでくれた某研究者から、拙著『トポグラフィの日本近代』の誤植を指摘されたので、正誤表をアップします。ほかにも見つけたら追加していきます。もし皆さんも発見したら御一報ください。 トポグラフィの日本近代―江戸泥絵・横浜写真・…

クシシュトフ・ヴォディチコ:アートと戦争

北仲スクール主催、横浜トリエンナーレ2011連携プログラムの紹介です。 ポーランド出身のアーティスト、クシシュトフ・ヴォディチコ(artandwar2011)を招き、国際シンポジウムとパブリック・プロジェクションからなる複合イベント「クシシュトフ・ヴォディ…