シンポジウム@北仲スクール
私がコーディネートをつとめるシンポジウム(北仲スクール/京都精華大学共催)が10/2に行われます。ゲスト・コメンテーターとして、マンガ家/小説家のすがやみつる氏を招いて開催します。それに先立って北仲スクール後期のガイダンスも行われますので、皆様、どうぞご参加ください。
- 北仲スクールのページ
- コメンテーターをお願いしたすがやみつるさんのブログでも告知して頂いています。
シンポジウム:都市のなかのミュージアム、アート、そして大学――石巻・京都・横浜
- パネリスト
- 吉村和真(京都精華大学マンガ学部准教授/国際マンガ研究センター長)〔吉村 和真 | 研究顧問・研究員 | 京都精華大学国際マンガ研究センター〕
- 仲原正治(横浜市文化観光局創造都市推進課)〔http://duestudies.com/interview5_1.html〕
- 西條允敏(石ノ森萬画館/街づくりまんぼう代表)〔株式会社街づくりまんぼう〕
- コメンテーター
- すがやみつる(マンガ家/小説家)〔http://www.m-sugaya.com/〕
- 室井尚(横浜国立大学教育人間科学部教授/北仲スクール代表)〔The Virtual Time Garden〕
- コーディネーター
- 佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部准教授/北仲スクール企画運営委員)〔佐藤守弘/洛中蒼猴軒〕
- シンポジウム概要
- 2006年に開館した京都国際マンガミュージアムは、マンガ学部を擁する京都精華大学が京都市との共同事業で運営している文化施設であり、約30万点の所蔵品を持ち、マンガ文化の研究、展示、さらにワークショップやセミナーも行っている。京都市街の中心地という立地条件もあって、多くの来館者が訪れ、観光スポットとしても国内外に知られている。また、境港市の水木しげるロード/水木しげる記念館などは、まちおこしの成功例としてマスコミで注目を集めた。これらは、マンガという文化資源が都市の活性化に寄与した事例として特筆されるだろう。
- 本シンポジウムでは、京都国際マンガミュージアムなどの活動を検証した上で、ミュージアム、アート・フェスティヴァルなどの文化施設/イヴェントと都市の関係を考えていきたい。文化施設は都市にどのような活気を与えるのだろうか。都市にあることによって文化施設はどのような取り組みをすることが可能になるのだろうか。このような状況はマンガ文化にどういう影響を与えるのだろうか。そうした問題を、開催中の横浜トリエンナーレや、新たなかたちの〈大学〉としての北仲スクールをも参照しながら、考えてみたい。
- さらにこの度は、東日本大震災に罹災して活動を停止している石巻市の石ノ森萬画館から管理者の西條氏を招き、萬画館の現状や石巻〜横浜間の文化交流について討議し、〈復興〉に文化がどのような寄与をすることができるのかという問題についても考えてみたい。