「今週の一曲」コーナー
今年度の芸術学(前期・後期)の講義では、冒頭に「今週の一曲」というコーナーを設けていた。大人数の講義で講義はじめは学生もぱらぱらと来るし、コメントカードをTAが配るのにも時間がかかるので、その時間を利用して、好きな音楽を掛けていた。とはいえ、やっぱり講義の時間を使っているので、キョーイク的にその曲の構造とか社会的コンテクストとかは一応絡めて。どんな感じで構成していたかは以下の講義情報を参照あれ。前期は毎週。後期はたまに。
- 前期:11芸術学1A/芸術学I
- 後期:11芸術学2
コメントカードを見るかぎり、概ね好評だった。ほとんど音楽を聴いていない学生や、あるいは日本の最近の曲しか聴いていない学生が多かったので、あまりキツイ曲は掛けられない(ザ・ポップ・グループとかね)とか、なんらかのかたちで「語れる」曲でなければいけない(「この曲好きやねん」という訳にもいかんでしょ、やっぱ)とか、いろいろ制約があって、結構選曲は難しかった。でも、楽しかったっす。
一回生の学生からのコメントに「コーナーって、大学の講義ってラジオみたいですね」っていうのが。ゴメン、それは俺だけ。
掛けた曲は以下のとおり。悪くないっしょ。ばらばらで偏っているけど。ちなみにジャズ系が入っていないのは、モダニズムに関する講義(第6週 - 佐藤守弘の講義情報 vol. 2)の時にモダン・ジャズをどっぷり掛けたから。
- The Clash, "Rudie Can't Fail"
- Sly & the Family Stone, "Family Affair"
- 上田正樹と有山淳司, "梅田からナンバまで"
- De La Soul, "Say No Go"
- The Roosters, "恋をしようよ"
- James Brown, "Get Up Offa That Thing"
- The Brian Setzer Orchestra, "Caravan"
- Trojans, "Ringo"
- Isaac Hayes, "Theme From Shaft"
- CAROL, "ファンキー・モンキー・ベイビー"
- Yellow Magic Orchestra, "東風"
- The Rutles, "Number One"
- The Supremes, "You Can't Hurry Love"
- Linton Kwesi Johnson, "Reggae Fi Peach"
- Fishbone, "Everyday Sunshine"
- The Specials, "Too Much Too Young"
- John Lee Hooker, "Boom Boom"
- The Jam, "Art School"
- Deee-Lite, "Groove Is In The Heart"
- The Band feat. The Staples, "The Weight"
- Dr. Feelgood, "She Does It Right"
- The ピーズ, "バカになったのに"