「今週の一曲」コーナー

今年度の芸術学(前期・後期)の講義では、冒頭に「今週の一曲」というコーナーを設けていた。大人数の講義で講義はじめは学生もぱらぱらと来るし、コメントカードをTAが配るのにも時間がかかるので、その時間を利用して、好きな音楽を掛けていた。とはいえ、やっぱり講義の時間を使っているので、キョーイク的にその曲の構造とか社会的コンテクストとかは一応絡めて。どんな感じで構成していたかは以下の講義情報を参照あれ。前期は毎週。後期はたまに。


コメントカードを見るかぎり、概ね好評だった。ほとんど音楽を聴いていない学生や、あるいは日本の最近の曲しか聴いていない学生が多かったので、あまりキツイ曲は掛けられない(ザ・ポップ・グループとかね)とか、なんらかのかたちで「語れる」曲でなければいけない(「この曲好きやねん」という訳にもいかんでしょ、やっぱ)とか、いろいろ制約があって、結構選曲は難しかった。でも、楽しかったっす。


一回生の学生からのコメントに「コーナーって、大学の講義ってラジオみたいですね」っていうのが。ゴメン、それは俺だけ。


掛けた曲は以下のとおり。悪くないっしょ。ばらばらで偏っているけど。ちなみにジャズ系が入っていないのは、モダニズムに関する講義(第6週 - 佐藤守弘の講義情報 vol. 2)の時にモダン・ジャズをどっぷり掛けたから。

  1. The Clash, "Rudie Can't Fail"
  2. Sly & the Family Stone, "Family Affair"
  3. 上田正樹と有山淳司, "梅田からナンバまで"
  4. De La Soul, "Say No Go"
  5. The Roosters, "恋をしようよ"
  6. James Brown, "Get Up Offa That Thing"
  7. The Brian Setzer Orchestra, "Caravan"
  8. Trojans, "Ringo"
  9. Isaac Hayes, "Theme From Shaft"
  10. CAROL, "ファンキー・モンキー・ベイビー"
  11. Yellow Magic Orchestra, "東風"
  12. The Rutles, "Number One"
  13. The Supremes, "You Can't Hurry Love"
  14. Linton Kwesi Johnson, "Reggae Fi Peach"
  15. Fishbone, "Everyday Sunshine"
  16. The Specials, "Too Much Too Young"
  17. John Lee Hooker, "Boom Boom"
  18. The Jam, "Art School"
  19. Deee-Lite, "Groove Is In The Heart"
  20. The Band feat. The Staples, "The Weight"
  21. Dr. Feelgood, "She Does It Right"
  22. The ピーズ, "バカになったのに"