公界の猫

morohiro_s2006-02-21

大学に猫が多いのは、基本的には、そこが人間の生活の場ではなく、さまざまな人間がそれぞれの行動を取る公共の場であって、そこでは猫もなんとなく猫自身の生きる圏を暗黙のうちに了解されているからだと思う。要するに、そこでは、人々もいちいち猫がいることに目くじらを立てない訳。それどころか餌やシェルターまで有志によって提供されたりする。一種の猫のためのアジール〔避難所〕--網野善彦をいただけば「猫公界」か?--なんだろう。
で、公界の御本家といえば、やっぱり寺の境内だろう。これは寺町丸太町下ル、西国三十三箇所十九番札所、革堂〔こうどう〕行願寺の門から歩み出る猫。
こういうサバトラさんだった。