サンガリア

カシオトーンで思い出して、「カシオ」って社名って何からだろうと、調べてみたらサービス提供終了のお知らせってサイトがあって、そこによると、社長の名前が「樫尾」さんだったからだそうである。意外と普通。
で、そこのサイトを見てたら、面白いのがいろいろあった。キャノンが「観音」からだ(これは有名)とか、オルファが「折る歯」(こないだ折る歯 - 蒼猴軒日録で書いたけど)だとか、花王石鹸は「顔石鹸」だ荒俣宏広告図像の伝説―フクスケもカルピスも名作! (平凡社ライブラリー (291))』で読んだんだと思う)とか知ってるものも多かったが、パイロット万年筆が「セーラー万年筆」に対抗したネーミングとかも面白かったし、最近見ないけどジーンズのボブソンは「ボブ」が「損」をするように(ボブはアメリカ人によくある名前=アメリカのジーンズ・メーカーだって……)だとか。
まあ、その辺りはともかく、一番吃驚したのがサンガリア・コーヒー。関西では「ありがとサンガリア/あんたもがんばりや」とか、タイガース現監督による「角刈りや/虎刈りや/サンガリア」など脱力系CMで有名である。「国破れてサンガリア/敵も味方も呼んだりや/みんなで仲良く飲んだりや」っていう途轍もないのもあったのだが、実は「国破れて山河あり」が会社名の由来だとか。どんな由来や。しかも意味わからん。普通、なんとなく縁起のよさそうな名前を付けるもんだけど、「国破れて」って……。文字通りアナーキーな会社である。
ちなみに昔の名作CMの数々がhttp://www.sangaria.co.jp/cm/cm.htmlにアップされている。必見。