ナントについてのメモ

  • 僕は「ナントの勅令」しか思い浮かばない。アメリカ人の友人に聞いてもそうだった。多分、全世界的にこの町の名は、「勅令」とセットで知られているのだろう。おそらくは、ナント以外のフランスでも。
  • で、ナントとは、港湾都市で栄えた町で、「勅令」以外にも、歴史上面白いことがいくつかある。
    • ブルターニュの中心地で、相当古い歴史を持つ。カエサルに攻められたり、ノルマン族とかサクソン族とかが入ってきたり。要するに港なんで取り合いになったってことだろう。
  • ブルターニュ公国の首府。
  • フランス王家の王宮/離宮も置かれた(だから勅令がここから出されたわけだ)。
  • 近世には、奴隷貿易で栄えたみたい。
    • 1826年に乗合馬車システム(78年に路面電車に変わる)がナントで出来るが、これが世界一古い公共交通システムらしい。
    • で、パサージュ・ポムレは、パリのどのパサージュよりも古いらしい。同僚のS先生お奨め。彼は「18世紀」といってたが、上記のウェブサイトには、1843年建造とある。どっちが正しい? 手元にないけど、パサージュがパリでできはじめたのは1820年代からのはずだから、最古というなら、18世紀なんだろう。