地球の長い午後
花屋さんの二階。観葉植物が多く置いてあるのだが、その様子が密林を思わせ、さらに↓の名作SFを思い出させた。
- 作者: ブライアン W.オールディス,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/01/28
- メディア: 文庫
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なんといっても印象深いのは、アミガサダケ! この名前は、実際に中華の食材としてあるけど、どうもこの小説を思い出して、寄生されそうで喰うのをためらう。あっ、でも賢くなるんだから、いいか……。原作では、なんという名前だったんだろう。と思って、Hothouse (novel) - Wikipediaを見てみたら、"The Morel"すなわち「アミガサダケ」ってそのまんまか。
原題はHothouseというあっさりしたタイトルなんだけど、それを『地球の長い午後』と訳したのは偉いなぁ。流石、伊藤典夫。と思っていたら、Hothouseはイギリスでの題で、アメリカではThe Long Afternoon of Earthで出版されたらしい。な〜んだ。
- 作者: Brian Wilson Aldiss
- 出版社/メーカー: House of Stratus Ltd
- 発売日: 2001/07/01
- メディア: ペーパーバック
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とはいえ、このころの創元やハヤカワで出ていた翻訳SFの日本語題の付け方が洒落ていたのは確か。ぱっと思いつくのは↓。
- 作者: ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1987/10/01
- メディア: 文庫
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Starry Riftを『たったひとつの冴えたやりかた』と訳したのは素敵だぞ。これは朝倉久志。ちなみに表紙絵は、川原由美子。