車窓のピクチャレスク

morohiro_s2009-09-29

今日は、ある高校に出向いて、大学のプロモーションのための模擬授業。これで三年目で、一昨年は市内、去年は福知山で市外だけど、府内。今年はついに府外に飛び出して、兵庫県へ。この調子だと来年は、岡山か鳥取か。あるいは市→府と来たということは、本州を飛び出すか、はたまた国外か……。


行き先は、何となく篠山と思ってたけど、よく調べたら、篠山口からさらに20分電車に揺られた丹波市の柏原という町(「かしはら」でも「かしわばら」でもなく、「かいばら」と訓ずる)であった。遠いよ。篠山までは農村風景だったんだけど、篠山口を出た途端に山の中に入り、眼下にはギルピン師が喜びそうな曲がりくねった渓流とごつごつした奇岩というピクチャレスクそのものの景観が連なる。


柏原とは、もともとは織田家の傍流の藩があった城下町(城はなく、陣屋なんだけど)で、正直寂しいけど、なんとなく雰囲気の良い町だった。というのは、ヨソモンが勝手に思うイメージなんだろうけど。



信長の弟の藩だったらしい→柏原藩 - Wikipedia。「ゆかり」っちゃあ「ゆかり」か。徳川期に残った織田家って、天童藩だけかと思ってたら、違うんやね。



太鼓櫓が遺されていた。



八幡社の前にある巨木。根が川をまたいで橋状になっているので、「木の根橋」というらしい→木の根橋 - Wikipedia


時間があれば、陣屋なども回ってみたかったけど、ムリムリ。模擬授業をやってトンボ返りだから。ただ、生徒の雰囲気はとても良かった。始めと終わりに「起立・礼」をされたのには、照れたけどね。「御放念下さい」って感じ。