詩的機能
出来るだけ効率的に情報を詰め込もうとしたのだろう。「学校迄自転5分」。いいなあ。勿論「自転車で5分」の意なんだが、学校に到着することを願って5分間その場でくるくると回る学生を想像してしまう。「共益ヒ」というカタカナの使い方もよし。異化効果バリバリ全開。これこそがヤーコブセン先生の言う、内容ではなく形式に注意を促す「詩的機能」って奴だろう。違うか。
でも、↓のような文脈で詩的であることは確かである。
- 作者: 都築響一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 単行本
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追記
↓でfukayaさんが言うとおり、家賃と共益ヒの比率が……。あと、「センダクキ」っていう表音主義(濃い京都弁では「洗濯」は「センダク」となる)も素敵。