『ハロー・ドゥルーズ!』

東北ドイツ文学会の紀要『東北ドイツ文学研究』から短い原稿を依頼される。何で僕にドイツ文学?と思ったら、横浜国大のジャクリーヌ・ベルントさんが、「ドイツにおけるコミックおよびコミック論」という特集を編集するらしい。で、一冊のマンガが同封されていた。そのマンガ(マルティン・トム・ディーク、イエンス・バルツアー『ハロー・ドゥルーズ!』窪俊一訳)を、20人くらいのさまざまな研究者が評するという企画らしい。面白そうなので、参加したいと思う。ありがたい話である。ただ、どのような切り口で行くか、暫く迷いそう。ジル・ドゥルーズが主人公のマンガだし。ただドゥルーズについてとか、ストーリーについては、文学研究の人や、哲学研究の人が語るのだろうから、やっぱり専門のイメージ分析で攻めるしかないな。絵自体が独特で、ノイエ・ザッハリッヒカイトっぽい(短絡的かな)。また手描きの枠線や、コマ同士の関係など語ることも多そう。挑戦してみよう。