川崎ゆきお+いしいひさいち

そういえば最近なにかで、関西と関東では「文化住宅」の定義が随分違うと読んだ。そういえばそうか。と、定義を調べにGoogleで検索をかけたら一発目に途轍もないものが飛び込んできた。
川崎ゆきお「大阪日常物語:文化住宅」(http://www.kawasakiyukio.com/cm/bunka/b01.html)。「結局似たような文化を探すしかない」「文化住宅密集地帯は独自の文化が形成されている/そこに入り込むのは面倒臭い」という科白がある。「文化」のダブル・ミーニング。しかし「猟奇王川崎ゆきおの個人サイトがあるとは知らなんだ。ちょっとはまりそうな予感。
そういえば漫画家のサイトといえば、いしいひさいち(最愛の漫画家といっても良い)のサイト、「(笑)いしい商店本店」(http://www.asahi-net.or.jp/~eb9y-tmok/)を発見したときには、狂喜した。中学生くらいのときに「タブチくん」、「バイトくん」に出会って以来のファンである。「アサシオくん」というのもあった。ここ10年くらい絵が変わったのも面白い。年を重ねるにつれ様式が固定していくのが普通なのに、なぜか急に線が「エエカゲン」になった。はじめは違和感をおぼえたが、最近それが単に「エエカゲン」なだけではなく「良い加減」なのだと思うようになった。しかし、新聞連載(朝日新聞が起用したときにも驚いたが)でスクウェアになったり、ずれたりしないのにはいつも感服している。しりあがり寿はえらい違いだ。
そういえば先日も言及したTheピーズの《馬鹿になったのに》が1年ほど前に何故か引用されていたのには、本当に驚いた。その日のマンガは切り取って、冷蔵庫にいまでも貼っている。前記サイトにもピーズは登場している(http://www.asahi-net.or.jp/~eb9y-tmok/wreport/wreport22.html)。
もう一つ好きなのは、彼の書き文字。ゼッタイに写植は使わない。
で、「文化住宅」の定義については、ここ(http://www.inax.co.jp/Culture/1988/03taisho.html)を参照のこと。そういえばこの展覧会の図録を持っていたことを忘れていた。