ラジオ

morohiro_s2004-09-07

短波ラジオ型の食玩。アンテナも延びる。ボタンを押すと、「はい、今晩は。オールナイト・ニッポン。Go Go Go and Goes On」という糸井五郎の声に続き、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスによる《ビター・スウィート・サンバ》が流れる。
「オールナイト・ニッポン」は、中高生の頃、本当によく聞いていた。当時は、月曜:中島みゆき、火曜:所ジョージ、水曜:タモリ、木曜:ビートたけし、金曜:吉田拓郎、そして土曜:笑福亭鶴光というライン・アップだったと思う。豪華な面子。二部の星といわれた坂崎幸之助とかもいた。糸井五郎は、何曜日かの二部で、聞いていた最後の世代が僕たちなんではないかと思う。日曜は他局で笑福亭鶴瓶新野新「ぬかるみの世界」(それほど聞いてなかったから「ぬかる民」とはいえない)。
オールナイトがはじまる前には、大阪に在住していたら有名な「ヤングタウンヤンタン)」を聞いていたはずなんだけれど、MBSの電波を京都のKBSが邪魔をして、ほとんど聞こえない。奈良から通学していた友人に、あのねのねヤンタンをエア・チェック(この単語も懐かしい)したものを借りて聞いていたくらいだ。その代わりはKBSの「ハイヤング・イレブン」。なんといってもつボイノリオ。オールナイト時代はほとんど聞いていなかったけれど、ハイヤン時代は毎週聞いていた。ラジオに投稿したのは、つボイの番組と最近のかえるさんの「ラジオ 沼」*1だけ。妄想だらけの男子中学生(バカNo.1)にとって、鶴光とつボイは師匠やったね。つボイさんには、一度会いに行ったくらい。「ドアーズは好きですか?」とか聞いて、「ませた中学生だね」とか言われたり。
とにかく、あの頃はよくラジオを聞いていた。厨房の夜の楽しみといえば、ラジオだけだった。中三くらいになったら、NHK-FM渋谷陽一坂本龍一佐野元春とかがやっていた「サウンド・ストリート」とか。色んな音楽をラジオ経由で聴いていた。へなちょこな「ジェット・ストリーム」に至るまで。『週刊FM』とか『FMファン』なんて雑誌もあった。短波でやってたスネークマン・ショウにもぎりぎり間に合った。
でも、何で短波ラジオ型でオールナイトなんだろう。短波といえば、「セクシー・オールナイト」でしょう。