ホールの文化理論

博士論文の最終章の大改造をしている。場所/空間/風景というトリロジーを説明する手段の一つとして、スチュアート・ホールによる文化の定義を読み直している。Hall, ed, Representation: Cultural Representations and Signifying Practices(ISBN:0761954317). あとは、サイードによる心象地理論とか、ド・セルトーによる日常的実践論とか、W・J・T・ミッチェルによる風景論とかを援用して、江戸泥絵/横浜写真/大正期芸術写真におけるトポグラフィについて語るつもり。ほかにもルフェーヴルとかハーヴェイとかソジャとかも頭の隅に置いて。それを言い出したらレルフとかトゥアンとかも参照しないといけないか。でもあまり広げすぎると収集がつかなくなるし、社会学・地理学関係は参考文献に挙げる程度にしたほうがいいと思う。