ミッチェルの授業

以前(http://d.hatena.ne.jp/morohiro_s/20040924#p2)紹介したW・J・T・ミッチェルによる視覚文化概論のシラバスを見つけた(シカゴ大学の美術史/英米文学専攻の授業)。1999年のものなので古いけど。ざっと要点だけ、訳出してみた。クラスは月火水で、火曜日は映画などを見せたり、受講者の発表があったりする予定のよう。どういう映画を見せるのか、どういう文献を読ませるのかなど、詳しい内容については、W.J.T. Mitchell | Welcome to the jungle of the imaginaryを参照。

1999年度春学期「ヴィジュアル・カルチャー」
担当:W・J・T・ミッチェル
テキスト:ミシェル・フーコー『これはパイプではない』、マーティン・ジェイ『伏目』、W・J・T・ミッチェル『ピクチャー・セオリー』、「ヴィジュアル・カルチャーに関する質問状」(『オクトーバー』77号)
推奨文献:ノーマン・ブライソン、マイケル・アン・ホリー、キース・モキシー編『ヴィジュアル・カルチャー:イメージと解釈』、ハル・フォスター編『視覚論』、クリス・ジェンクス編『ヴィジュアル・カルチャー』、W・J・T・ミッチェル『イコノロジー』、同『最後の恐竜』
各週の予定:1,ヴィジュアル・カルチャーとは? 2,視覚的メディアとは? 3,イメージとは? 4,可視的なものの境界 5,視覚とは(1) 6,視覚とは(2) 7,中間試験 8,視覚的領域における人種とジェンダー 9,スペクタクルと監視 10,絵は何を求めるのか?