今日の一曲"ちょいとそこ行くネエチャン”

憂歌団憂歌団』所収、ショウボート、1975年
ソニーボーイ・ウィリアムソンの"Good Morning Little School Girl"というブルースの古典をカヴァーしたもの。卓越した演奏力と緻密なアンサンブル+妹尾隆一郎のハープで聞かせる。最近の木村は、少し「アジ」の出し過ぎの観があるが、このファーストの頃は、まだまだ若く、シャウトも良い。この頃の憂歌団の歌詞は、沖テルオという人が手がけているが、その訳詞のセンスがたまらなく良い。本歌のニュアンスを活かしつつ、うまくこなす。この曲ならこんな風

  1. ちょいとそこ行くネエチャン、ネエネエネエネエチャン/俺とお茶でも飲もうよ、俺と一緒に遊ぼうよ/あんたはとても美人だし、俺はあんたが気に入った
  2. 寝ても覚めても彼女だけ、カカカ可愛い彼女だけ/デートデートの毎日じゃ、とてもたまらぬこの気持ち/あなただけが生き甲斐と、死んだつもりのプロポーズ
  3. やっと手にしたカアチャン、カカカカーカアチャン/心浮き浮きイエイエイエイ、夢か現か幻か/新婚時代も束の間で、あっという間に50年
  4. それが今ではバアチャン、ババババーバアチャン/こんなババアになるなんて、俺もジジイになったけど/夫婦円満50年、これじゃまるで「夫婦善哉

最後に織田作で落とすという手際のよさ!
関連日録:id:morohiro_s:20040702#p3

この曲を試聴されたい方は、→http://sound.music.co.jp/soundware/bin/getsmil.asp?samplefile=JPN%2DMCJ%2D1999%2D00000077%2F19990007700003%2Erm&master%5Fid=JPN%2DMCJ%2D1999%2D00000077&title=%82%bf%82%e5%82%a2%82%c6%82%bb%82%b1%8ds%82%ad%83l%83F%83%60%83%83%83%93&author=%97J%89%cc%92c&label=ART+UNION+CORP%2E
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