今日の一曲"This Masquerade”

ザ・カーペンターズ『ナウ&ゼン』所収、A&M、1973年
カーペンターズ、とくにカレンの歌声については、多く語られているので、とくに付け加えることはない。レオン・ラッセル作のこの曲(ジョージ・ベンソンのヴァージョンもあったな)でも、ソフトなアレンジに乗せて、しっとりと唄う。ところが、なんとなく予定調和になりそうなこの曲に刺激を与えている演奏がある。それは、おそらくカレン自体が叩いているであろうドラムスである。id:kaerusanが以前の日記(はてなではない→The Beach : January a 2003の20030102)で、カレンのドラムスは「叩くというより必要な音をさわっていく感じ」と評していたが、まことその通り。この曲ではベース・ドラムが、裏へ裏へと「ンドッドッドッド」と入っていくのが気持ちいい。スティーヴィー・ワンダーのドラムにしてもそうだが、専業ドラマーでは、なかなかこういう感じにはならないと思う。

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Now & Then

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