うなずきトリオ

町山智浩氏のブログ(id:TomoMachi:20050206)によると、音楽雑誌『ブレンダー』(http://www.blender.com/index.aspx)が「ロック史上もっともいてもいなてもいいミュージシャン」というランキングを付けていて、その名も「ガーファンクル賞」。トップを取ったのがワム!のアンドリュー君だったという。たしかに。アンドリューとジョン・オーツとフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのフレディ似の方(名前さえ覚えてない)の三人で、ポップ界のうなずきトリオやなといっていたのを思い出す。
うなずきトリオといえば、松本竜助島田洋八と並ぶと、ビートきよしが段違いに喋らないことが分かって、変に感心したことを思い出す。大滝詠一作曲の「うなずきマーチ」は名曲だった。それに対抗して組まれたやかましトリオ(たけし、洋七、紳介だったっけ)は、却って面白くなかった。
当時、『ロッキン・オン』に、「エイジアはプログレ界のうなずきトリオ」という記事が載っていたのも思い出す。つまりキング・クリムゾンジョン・ウェットン、イエススティーヴ・ハウEL&Pカール・パーマー。全員、元のバンドのなかでは二番手だった。だからうなずきトリオ。これがもし、ロバート・フリップとジョン・アンダーソンとキース・エマーソンだったら喧嘩してやかましトリオになって失敗しただろうとかいう記事だったと思う。