今日の一曲"My Favorite Things”

ジョン・コルトレーン『マイ・フェイヴァリット・シングス』所収、アトランティック、1960年
コルトレーンはいろいろ好きなのがあるが、アトランティック時代から、インパルス初期ぐらい(『アフリカ/ブラス』とか)が一番好きである。この曲を選んだのは、まずコルトレーンのソプラノ・サックスの音が好きなこと、そしてなんていってもマッコイ・タイナーのピアノ・ソロ(原曲の良さも勿論ある。『サウンド・オヴ・ミュージック』の挿入歌「こ〜れが私の好きな〜もの」)。けっして流麗にはならず、リズムから微妙にモタりながら弾くソロがエルヴィンのたたき出す3拍子リズムとの間にズレを引き起こす。さらに盛り上がるコルトレーンのソロの後ろで執拗に繰り返されるコード・プレイ。スティーヴ・デイヴィスのベース(地味だけど)と相まって凄く複雑ながら気持ち良いリズムが生みだされる。エルヴィン・ジョーンズが暴れまくるライヴ・ヴァージョン(ニューポートかなんかのジャズ・フェスでの)も忘れられない。

この曲を試聴されたい方は、次の行をコピーし、ブラウザに直接ペーストして下さい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/clipserve/B000002I53001001/249-5214241-0241948
↓のリンクを辿っても試聴できます。

My Favorite Things

My Favorite Things