今日の一曲"Lonely Woman”

オーネット・コールマン『ジャズ来るべきもの』所収、アトランティック、1959年
最近、ジャズをよく聴いている。で、オーネット。フリー・ジャズとはいっても、色んな音を聞いてきた僕たちの耳には、さしてフリーとか、アヴァンギャルドとは思えない。普通に聴くことが出来る。でも不思議な音だな、オーネットは。へろへろと漂うクラゲみたいである。
ブッラド・ウルマーとかジャマラディーン・タクマ(大好きなベーシストのひとり)とか、ロナルド・シャノン・ジャクソンとかとやっていた頃のはよく聴いていたが、それほど熱心なオーネット・ファンではない。でも久方ぶりに「ロンリー・ウーマン」を聴きかえして、いたく気に入った。ドン・チェリーチャーリー・ヘイデンid:sternzeltさんの最愛のベーシストらしい)、ビリー・ヒギンズという最高のクアルテットで、へろへろと不思議に吹く。
余談だが、ドラマーのロナルド・シャノン・ジャクソンは学会(美学会とか映像学会とかではない)のメンバーである。リーダー・アルバムの「スペシャル・サンクス」に、「Daisaku Ikeda, President SGI」と書いてあった。「President SGI」って、一瞬、ラッパーかと思った。しかしアメリカの音楽業界、多いな、学会員。ハービー・ハンコックウェイン・ショーターティナ・ターナースティーヴィー・ワンダーもそうらしい。なんか集会で、すごいセッションが行われたとかいう噂を聞いたことがある。ほんまに余談。

この曲を試聴音源は、アマゾンにはアップされていません。

ジャズ来るべきもの

ジャズ来るべきもの