紀伊國屋

新京極の松竹系シネコンの一階と地下に紀伊國屋書店が入ったと聞いていってみた。ざっと店内をみただけだが、感想は「・・・」。少なくとも専門書はないし、といって他に特色がある訳でもない。映画館のビルに入っていると言うことで映画関係は多いみたいだが。
紀伊國屋といえば、京都にはずっとなかったこともあり、老舗だけに期待してしまっていた。この間まで御池の地下街に出店していた(ここもそれほど良い品揃えではなかった)が、撤退してふたば書店に変わったということがあるだけに、今回の出店の話を聞いて、撤退はこれへの伏線かと、過剰な期待をしていた。
この界隈には、歩いて一分くらいのところに、ブックファーストがあり、少し歩くけれどジュンク堂がある(両方ともまあ悪くない品揃えである)というロケーションで、どういう方針で今後行くのだろう。専門書などの売り上げなどというものは、大したことがないと切り捨てるのが、これからの主流になっていくのかもしれない。でもそれじゃ、何のための大型店なんだろう。
京都の書店の状況では、数年前の駸々堂の倒産があり、今度は丸善が京都から一時撤退ということで、相当変わってきている。三月書房やmediashop恵文社一乗寺店 オンラインショップなどの小型で何らかの分野に特化した書店は、頑張っているし、ヴィレッジヴァンガード新風館)や大垣書店 | 京都府下を中心に35店舗を展開して70余年烏丸御池)などは、それぞれ特色を打ち出している。けれども、大型店はこれからどうなるのだろう。実際、僕なども、書店で本を見て買うより、アマゾンで買う方が多くなってきているし・・・。
今日は大垣書店で以下を入手。