塩田千春展

visual culture

塩田千春展「When Mind Become Form」＠精華大ギャラリー・フロール（http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/2005/shiota/index.html）。非常に規模の大きいインスタレーションで見応えがあった。会場全体が白いペンキで塗られた古いガラス窓で仕切られ、その間を抜けていくと毛糸が張り巡らされ、毛糸に隙間からベッドが見える。あるいは、古びた木の扉の向こうに空の鳥籠。あるいは泥で汚れたシャワールームのようなタイル張りの空間。毛糸と泥と廃材で埋め尽くされた空間は、何となく禍々しく、陰鬱な空間を作りだしている。作家の個人サイトは→http://www.hotcola.com/chiharu/profile.html。