無人島レコード

レコード・コレクターズ』の別冊で「無人島レコード」というのがあったが、無人島.comというサイト(http://www.mujintoh.com/)を無効なURLです経由で知って、早速登録した。無人島レコードを10枚選ぶというモノ。とりあえず選んでみた。こちら→http://www.mujintoh.com/island/?id=bmonkey。サイドバーにも載せておく。
しかし、選択の方針が難しい。現時点で持っていきたい十枚なのか、これまでの音楽受容履歴を踏まえての十枚か。「このCDに心酔した年」という項目があるので、サイト制作者の狙いは後者なのだろうが。とりあえずは立ち位置は決めきれず、適当に選んでみた。
持っていきたいけれどアマゾンに登録されていないもの(ポップ・グループの2nd)もあったり、あと何故か検索できない(憂歌団の1st)ものもあったりしたけれど、とりあえずこんな感じ。3枚くらいは何にせよ当確で、あとは流動しそう。色々入れ替えていくと思う。

ところで、前述の「無人島レコード」では、ナンシー関による痛烈な「無人島モノ」批判があった。無人島に持っていきたい何々ってのは、所詮、「自分はこんな人」と見られたい欲望の排泄物に過ぎないといったようなものだと記憶している。確かにその通りである。商品によって創られた主体を「商品的主体(commodity self)」と言った人もいた(出典については、いずれ記述する)。mixiで、どのようなコミュに参加するのかも、その一つ。で、無人島レコードもその一つである。
分かっちゃいる、分かっちゃいるけれど、無人島レコードを発表したい欲望に屈して、はじめた次第である。