美術フォーラム21
『美術フォーラム21』12号(醍醐書房)が完成。前川修氏編の特集「ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ--作品からイメージへ」に拙論「泥絵の視覚--トポグラフィと視覚文化」(久しぶりの江戸泥絵論)を寄稿させて頂いております(もう一つの特集は岩城見一氏編の「[仲介の感性論]ヴィジュアル・エデュケーション」)。以下は、ヴィジュアル・カルチャー特集の目次。
- 細馬宏通(id:kaerusan)「封書から絵はがきへ--開かれた絵とことば」
- 難波功士「ポスターの社会空間」
- 河田明久「戦争『絵画』の隘路について--挿絵・パノラマ・戦争画」
- 西村清和「挿絵のナラトロジー」
- 前川修(id:photographology)「写真の格子--写真集『自然の鉛筆』を読む」
- 中川理「実践としてのモダニズム--建築家・富家宏泰の活動を通じて考える」
- 平芳裕子「"Get Real"--モードにおけるその可能性」
- 加須屋誠「鏡のなかの鏡--熊野観心十界図をめぐって
- 佐藤守弘(id:morohiro_s)「泥絵の視覚--トポグラフィと視覚文化」
- 矢島新「円空・白隠・木喰は何故遅れて発見されたか?--近世の宗教美術から見えてくること」
- 岸文和「明治十九年のギャラリー画--松浦武四郎コレクションの欲望について」
アマゾンにはまだ出ていないみたいなので、とりあえず出版社でのhttp://www1.odn.ne.jp/daigo-shobo/order.html。