講義x2

  1. 芸術学概論。先週話した遠近法に関する質問がいろいろあったので、それに関する補足。丁度プロジェクタが調子悪く、施設課の人に直して貰っている間を繋ぐことにも。話したことは、三次元を二次元に「翻訳する」こと。カメラ・オブスキュラの作り方。フレームのない絵画としてのパノラマ。ステレオ写真。で、本題はイコノグラフィとイコノロジーパノフスキーイコノロジー研究〈上〉 (ちくま学芸文庫)』の「帽子を取って挨拶する紳士」とブロンツィーノ《ウェヌスとクピドの寓意》(http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/work?workNumber=ng651)。すこし「芸術学」っぽい回。でも来週からは「まなざしと監視」に入っていくのでまたヴィジュカルに戻る。
  2. 写真論。前フリは旅行/風景写真ネタ。コロニアル写真とピクチャレスク、ミシオン・エリオグラフィック、そして鈴木理策さんの『サント・ヴィクトワール山』。本題は、バルトの写真論つづき。「写真のメッセージ」、「映像の修辞学」(『第三の意味―映像と演劇と音楽と』)、「広告のメッセージ」(『記号学の冒険』)を。