プリミティズム展論争
明日の院の講義のために、「20世紀美術におけるプリミティヴィズム:『部族的』なるものと『モダン』なるものの親縁性」展(1984年、ニューヨーク近代美術館)を巡る、近代美術館/民族学博物館という二つの展示装置、美術史/人類学という二つの研究領域の基礎を問い直すことになった論争に関わる文献をひっくり返す。
- ウィリアム・ルービン編『20世紀美術におけるプリミティヴィズム―「部族的」なるものと「モダン」なるものとの親縁性』
- 特に吉田憲司「『事件』としての展示と出版:「20世紀美術におけるプリミティヴィズム」--日本語版『あとがき』として」
- ジェームズ・クリフォード「部族的なものと近代的なものの歴史」「芸術と文化の収集について」『文化の窮状―二十世紀の民族誌、文学、芸術 (叢書・文化研究)』
- 太田好信『トランスポジションの思想―文化人類学の再想像 (SEKAISHISO SEMINAR)』
- 吉田憲司『文化の「発見」―驚異の部屋からヴァーチャル・ミュージアムまで (現代人類学の射程)』