講義?+講読

  • 美術史特講(院)。必死で9時に大学に辿り着き、こんな日、学生も大変だろうなと思ってたら、やっぱり誰もいない。とはいえ徐々に集まってきてくれた(えらい!)。でもいつも程はいないので、今日は講義をやめて、DVDでも見ようと。何枚か持っていって学生に選ばせたら、選んだのは『バッド・アス・シネマ [DVD]』。70年代ブラックスプロイテーション・フィルムの歴史についての映画。メルヴィン・ヴァン=ピープルズやゴードン・パークスなど当時の監督たちやロン・オニールなど俳優たちのインタヴュー、S・L・ジャクソン、タランティーノ、ベル・フックス(!)などのインタヴューなどで、多角的にブラックスプロイテーション・フィルムを捉えた非常に良い映画である。ついでに70年代のブラック・ムーヴメントの解説、「黒人性」の表象の問題点(これはクリフォードの話にもつながる)。アメリカにおけるアジア系とアフリカ系の問題なども話す。プリミティズム展の話は年明けに。
  • 文献講読@同志社。前半は、先週触れたR・クラウスのポストモダニズム彫刻論を引っ張る。で、講読は、表象理論の基礎部分のまとめ。年明けは、「ソシュールの遺産」という節から。