コニア画

旧聞に属することらしいが、「コニア画」というものが、作者不詳ながら(だいたいこういうのは、作者不詳だろうけど)、いろんな掲示板でコピペされているということを知った。
「コニア画」とは何か。論より証拠で↓

コニア画コニア画コニア画コニア画コニア画
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画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ
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画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ画アニコ
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錯視イメージの一種で、「コニア画」と、ひっくり返した「画アニコ」という文字を続けて書くと、お互いが傾斜しているように見えるというもの。見えません?(ブラウザとかフォントによって違うだろうけど)
新井仁之氏(http://www4.ocn.ne.jp/~arai/index.html)と新井ひとみ氏という視覚数学研究者が、これ(「文字列傾斜錯視」というらしい)をコンピュータ解析して、レポートをまとめておられる→http://www4.ocn.ne.jp/~arai/mvel/e-repo.html。解析に使う方法は、「ウェーブレット」っていうらしい。数学音痴なので、いまいちどういうものか分からないが、文字に何らかのフィルタを掛けて、構成する線を、垂直、水平、対角という要素毎に析出するものらしい。さらに、これをもとに新しいパターンも提示されている。「夏ワナー」(これが結構傾く)と「月木土金」も同じような結果が得られるらしい。
錯視イメージといえば、知覚心理学研究者の北岡明佳氏(北岡明佳の錯視のページ)。こちらの錯覚ニュース(<2005/3/14>のエントリ)でも、報告されている。「アロマ企画」っていうのも有名らしく、また「アフロ金正日」っていう文字列も傾斜するらしい。
錯視好きにはお薦め。