YMO

芸術学という講義では、現在フェミニズムからオリエンタリズムの辺りを、まなざしの問題と絡めて扱っているのだが、それがらみで、来週、「戦術としてのセルフ=オリエンタリズムとその危険性」という話をちょこっとしようかと思って、見返したDVD。

VisualYMO:the Best [DVD]

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YMOが「オリエンタルなもの」を、音的にも視覚的にも前面に出していたのって、本当に短い時期だけだったんだな、と再確認(すぐに、未来派構成主義バウハウスなどの戦前アヴァン=ギャルドの引用だらけになる)。
この話は、テクノ・オリエンタリズムや「日本=マンガ・アニメのくに」言説ともつながっていくな。こんど、日本ポピュラー音楽学会でご一緒する予定の太田健二さんの論文も参考に。