書評@JASPM

日本ポピュラー音楽学会にて、増田聡さんの単著の書評者としてお招き頂く。ハウス、ヒップ・ホップなどのリミックス/サンプリング的音楽の実践とそれをめぐる言説の乖離を、産業、法体系、テクノロジーの面から検証した論文。とくに分析美学の方法を用いて、ポピュラー音楽の言説において、ロマン主義的、近代的芸術概念がいかに強固に保持されているかを説いた章を中心にまとめ、発表する。はじめての学会、多くははじめてのオーディエンス(多くは社会学研究者)の前で喋るのは、多少なりとも緊張した(多くのおなじみの面々にも来て頂きましたが)。ちなみに懇親会の席上では、あちこちで「はじめましてid何々です」と、はてなIDが飛び交っていた……。最近よくあることだが。
ご推薦頂いた粟谷佳司さん(id:ysawat)、日本ポピュラー音楽学会の皆さん、わざわざ御来聴頂いた皆さん、どうもありがとうございました。