社会主義シミュレーション

夜は、同行者(類を見ない「オモシロ好き」)が見付けてきた「社会主義レストラン」へ。70年代の雰囲気――愛想のない事務的な従業員、素朴な食事などなど――がそのまま再現されているというところ。確かに煌々と照る電球に味も素っ気もないインテリア、セルフ・サーヴィスでおばちゃんが乱暴によそうスープを並んで取りにいくっていうノリ(って学食やん)。でも食べ物はおいしかったし、外装なんかは結構おしゃれ。観光客やちょい洒落た若者たちが来ていた。
社会主義時代が遠くなり、ノスタルジアの対象として、シミュレーション商品として消費される時代になってしまったんだなとちょっと吃驚。まあ、最近東京ではやっているという給食レストランみたいなもんか。