レヴォリューション・ロック

ついに手に入れた。1年くらい前から出る出ると言われていて、全然出る気配のなかったコンピ。いろいろ権利関係とかがややこしかったらしい。

Revolution Rock

Revolution Rock

ポール・シモノンの選曲によるザ・クラッシュがカヴァーした曲の元ネタ集。リリースされたものだけじゃなく、スタジオとかライヴとかでしかやらなかったものもあり、「ポール選曲」の意味はそこにあるんだろう。トロージャンからのリリースってのが、またいい。
ロックン・ロール、R&B、レゲエ、ガラージものから、ポップ・チューンまでクラッシュの連中がいかに幅広く音楽を聴いて、それを流用していたかが分かる。しかし本当、マニアックなバンドやなぁ。やっぱクラッシュって「DJ的」なバンドだったんだということが確認できる。これは面白い。
収録曲は以下の通り。

  1. Jonathan Richman & The Modern Lovers, "Roadrunner"
  2. The Troggs, "I can't control myself"
  3. Desmond Dekker & The Aces, "Israelites"
  4. Bo Diddley, "You can't judge a book by its cover"
  5. The Kinks, "Dead end street"
  6. Roger Miller, "King of the road"
  7. Anthony Newley, "Pop goes the weasel"
  8. Vince Taylor & His Playboys, "Brand new cadillac"
  9. The Ramones, "Blitzkrieg bop"
  10. Junior Murvin, "Police andthieves"
  11. The Maytals, "Pressure drop"
  12. Booker T. & The MG's, "Time is tight"
  13. Thunderclap Newman, "Something in the air"
  14. Bobby Fuller Four, "I fought the law"
  15. Lloyd Price, "Stagger lee"
  16. The Rulers, "Wrong 'em boyo"
  17. Danny Ray, "Revolution rock"
  18. Alton Ellis, "Dance crasher"
  19. Willie Williams, "Armagideon time"
  20. James Booker, "Junco partner"
  21. Mose Allison, "Look here"

以上の曲がいつカヴァーされたかについては、http://www.noblepr.co.uk/Press_Releases/trojan/revolution_rock.htmを参照。



関係のあるコンピレーションとしては以下のようなものが。

Barry Myers Presents: Scratchy Sounds

Barry Myers Presents: Scratchy Sounds

クラッシュのツアーDJをやってたスクラッチーが選曲したしぶ〜いレゲエ集。
Dread Meets Punk Rockers

Dread Meets Punk Rockers

伝説のロキシー・クラブのDJで、ビッグ・オーディオ・ダイナマイトのメンバーで、映画作家で、最近はパンクの語り部となっているドン・レッツが選曲したレゲエ集。
このあたりに、さらにギャズ・メイオール編集のブルーズやスカのコンピを聴けば、イギリスにおけるアメリカ、ジャマイカ音楽受容の濃い〜部分に触れられる。

GAZ'S ROCKIN' BLUESROCK A SHACKA VOL.6 TOP NOTCH TUNES“BY GAZ ROCKIN’BLUES MAYALL”Gaz Mayall Presents: Top SkaGaz's Rockin' Blues