万博における日本庭園
19世紀中盤から20世紀初頭にかけての万博における日本の展示、および日本庭園を、ざっと年表にすると。
- 1862@ロンドン=日本コーナーが駐日大使オールコックのコレクションによりできる。幕府の遣欧使節団来訪。
- 1867@パリ=幕府・薩摩藩・肥前藩がそれぞれ出品。商人、清水卯三郎が茶屋を出し、芸妓に接待させる。軽業などの見世物芸人も。
- 1873@ウィーン=明治政府、初の正式出品。日本式庭園、神社が造られる。
- 1876@フィラデルフィア=瓦葺屋根の日本館、茅葺きの茶屋が作られる。
- 1878@パリ=日本館、およびトロカデロ広場に日本式庭園と茶室が造られる。
- 1889@パリ=エッフェル塔の回。日本館は?(調査要)
- 1893@シカゴ=平等院鳳凰堂を意識した鳳凰殿、および日本庭園が造られる。茶店もあり。
- 1900@パリ=法隆寺金堂を模した日本館。
- 1904@セント・ルイス=巨大な敷地に日本庭園、茶室、および金閣風の日本館。日本フェア、屋内に東照宮風の建物。
参考資料は、吉田光邦編『図説万国博覧会史―1851‐1942』と吉見俊哉『博覧会の政治学―まなざしの近代 (中公新書)』