近美+森美メモ

  • 揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに
    • 年明けに京近美に回ってくるので、ざっと流し見。油絵屏風など、胸を掴まれるもの多し。
  • 写真の現在3:臨界をめぐる6つの試論
    • このシリーズも三回目になるらしく、相変わらずクオリティが高い。小野規、鈴木崇の二氏がとくに興味深し。
  • ビル・ヴィオラ:はつゆめ
    • ここまでしっかりした音響でヴィデオ・アートを見た経験って少ないかな。PAの大事さを痛感。ヴィデオ/メディア・アートが専門でない人間にとっては、いい勉強に。
  • 福山雅治『 PHOTO STAGE 〜 記憶の箱庭 〜 』
    • ついでだし、と見に行ったけど、結構いろんな意味で面白かった。第1部が撮られる福山で、第3部が撮る福山。ある人が写真の対象と撮影主体の両方になる展覧会って見に行ったのはじめてで、興味深い。福山や福山に関する「ことば」が壁面にプリントされているのは、ファンでない人間にとってはつらいものがあったけど。撮った写真に関しては、いまどき珍しいくらいに、写真のクラシック――カルティエブレッソンやらマン・レイやらフリードランダーやら――をかっちり押さえた写真で、すっごく勉強する人なんだなと感心。なんといっても面白かったのは第2部の植田正治をフィーチャーした展示。植田が、80年代に菊池武夫と組んで撮ったファッション写真に見入る。