デジタル・アーカイヴ

エメェ・アンベール『絵で見る幕末日本 (講談社学術文庫)』を読みかえしていて、気になる記述(奇岩などの神道の礼拝対象がヨーロッパにおいては「われわれの散文的な言葉で、珍奇と名づけているもの」であるというくだり)があったので、原典Le Japon illustreをチェックしなければと同志社OPACで検索していたら、なんとデジタル化されていた。

  1. http://elib.doshisha.ac.jp/denshika/illustre/229/imgidx229.html
  2. http://elib.doshisha.ac.jp/denshika/illustre/230/imgidx230.html

これは便利。貴重書のページを捲るときに、壊さないようにおそるおそる捲ったり、慎重にコピーしたりすることもないし、なんといっても図書館まで出向かなくてもいい(とはいえ、デジタル化されていない文献をコピーしに結局行ったけど)。
ちなみに上のくだりの原文は「Ce que nous appelons prosaiquement des curiosites naturelles」だったから「わたしたちが俗に自然の珍奇(「驚異」か? 「見もの」か?)と呼んでいるもの」というところか。


同志社のデジタル・アーカイヴは以下。

著作権が切れたものは、どんどんやっていただきたいものである。費用とか、手間とか、サーヴァーの容量とかいろいろ問題はあるんだろうけど。


他の大学でもやっているだろうし、それらだけ、海外も含めて横断検索できるエンジンはないものだろうか。


と、検索してみたら、次のようなものがあった。

国会図書館と一橋大のアーカイヴなどにしか対応していないようだが……