バルセロナとモダニティ:ガウディからダリへ

メットで行われていた展覧会。スペインという国の中にありながら、カスティーリャとはまた違う文化・歴史を持つカタルーニャとその中心地バルセロナの近代視覚文化を総覧する展覧会。
「ガウディからダリへ」という副題だけど、「ピカソとミロ」と加えた方がいいほど、御両人の作品が多く出ていた。とくに初期のピカソの水彩が面白い。
興味深かったのは、二つの博覧会にまつわる展示。ひとつは、1929年のバルセロナ万博とミース・ファン・デル・ローエのドイツ館(バルセロナ・パヴィリオン)に関するもの。専門家から見たら目新しいモノはないかもしれないけど、id:sakakibara1984君、図録見たかったら研究室にどうぞ。
もう一つは、1937年のパリ万博におけるスペイン共和国館(人民戦線側)に関するもの。ピカソの《ゲルニカ》が出品されたことで有名なこのパヴィリオンの模型や関連作品、写真など。