憂歌団

こんなの出てた。

LOST TAPES

LOST TAPES

デビュー前のテープが出てきたらしい。でもその時点で既に、木村の唄+サイド・ギター、勘太郎の超絶ギター、花岡のゆったりとグルーヴするベース(心の師匠!)、島田の控えめながらきちっとタイムをキープするドラムスというコンビネーションが完全な形で出来上がっているのに驚く。デビュー時点でここまで完成してるバンドって珍しいと思う。
1stアルバムでもやっている曲が殆どだけど、ビックリは「ハイそれまでョ」。言うまでもなくクレイジー・キャッツの名曲のカヴァー。いいすよ。あとエルモア・ジェームズの「シェイク・ユア・マネー・メイカー」とダウンタウン・ブギウギ・バンドの「スモーキン・ブギ」のメドレー。って、いうたら同じ曲やけど。


こっちも買う。これは最新。

男唄~昭和讃歩

男唄~昭和讃歩

ジャケット写真の房之助が、何度見ても欽ちゃんに見えて仕方がないけど。


かつての京都ブルーズ・シーンの大立て者二人の対戦。全曲カヴァー。ちょっとタイトルは引くけど(「男」っていうのと、「昭和」ノスタルジアってとこ)、楽しみにしてた。で、聞いてみたら、う〜〜〜〜ん。木村と房之助の声はええんやけど、アレンジというか音作りがゴーカというかいじりすぎ/オーヴァー・プロデュース気味で、二人の唄にいまいち入り込めない。なにもアコースティックでやってくれとは言わんけど、ちょい残念。上のアルバムに続けて聴いたからかなァ。「酒と泪と男と女」とか「ぐでんぐでん」とか、選曲はええのに。
でも、上のから30余年と時を隔てて、こちらでもクレイジーのカヴァー。「これが男の生きる道」。「帰りに買った福神漬けで〜」。これは良かった。こないだたまたま読んだ開高健開高健ルポルタージュ選集 日本人の遊び場 (光文社文庫)』の冒頭で、この曲が絶賛されていたのを思い出す。
「プカプカ」と、「見上げてごらん夜の星を」もいいよ。


クレイジードッグス(木村充揮×近藤房之助) OFFICIAL WEB SITEというサイトも出来てた。ツアーもするみたい。やっぱ、ちょっと見てみたいな。