豆狸

そういや、母が小さい頃、夜中に豆狸(「まめだ」と訓じます。念のため)が来て、脱ぎ散らした靴を片付けていくという話が怖かったって言ってたけど、怖いか? どっちか言うと可愛いと思うんだけど、彼女にとっては、結構リアルに怖かったらしい。


で、こんな唄もあったそうな。怖かったらしい。

  • ♪雨がしょぼしょぼ降る晩に 豆狸が徳利持って酒買いに 「こんばんは」

も一回言うけど、怖いか?
でも、横溝正史なら、この唄をネタにして、ミステリー書きそうだけど。


念のため、検索掛けてみたら、この唄に関する論文もあるらしい。日文研の「怪異・妖怪伝承データベース」にあった。

リリックは、フルで「♪雨がしょぼしょぼ降る晩に、豆狸が徳利持って酒かいに、酒屋のぼんさん泣いていた。なあんで泣くかと聞いたらば、豆狸のお金が木葉ゆえ」っていうらしい。一度、この論文、読んでみたい。