テント

唐ゼミhttp://redg.info/~karazemi/)公演『鐵假面』@旧・立誠小学校を見に行ってきた。
下記のブログでもいろいろ触れられているので、内容に関してはそちらを見て貰うとして……


とりあえずは「テント」という空間についてだけ覚え書き。
あまり演劇を見た経験のないボクでも、唐演劇がテントで行われていることくらいは知っていた。でも、「テント」を使うということは、その可動性、仮設性、および劇場という固定した既成の空間への異議申し立てという文化的なコノテーションくらいのものだと思っていたが、実際に体験してみるとそれどころではないことが分かった。
まずは、堅牢な建築物にはない外とのつながり。当然、そとの音も聞こえるし、外に出て行く役者の声はずっと聞こえている。「壁」ではない「幕=膜」としてのパーティション。さらにテントは、開閉ができる。建築物だと開閉式のドームとかでない限りできないことが容易にできる。その辺りを体験できたことは、とにかく面白かった。テント的な空間については、もうすこし考えてみるべきだろう。