キャッチ・ア・ファイア
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの世界デビュー盤の『キャッチ・ア・ファイア』。アイランド・レーベルのクリス・ブラックウェルが、ジャマイカ録音のマスター・テープに、ロックを聴くオーディエンス向けにリミックスを施したという話は有名であるが、それがどのようなものか聴いたことはなかった。その改変が、主にジャマイカ盤での強烈なベースのヴォリュームを落として聴きやすくしたと、どこかで読んだので、いつか聴き比べてみたいと思っていたら、ジャマイカ盤とUK盤がカップリングされたCDが出ていたので、このアルバムはすでに持っているけれど、思わず買ってしまった。
- アーティスト: Bob Marley
- 出版社/メーカー: Island
- 発売日: 2001/03/27
- メディア: CD
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あれっ? あまり、変わらんやん。もしかしたらアナログ同士で聴いたら違うのかも知れないけれど、大してイコライジングが違うとも思えない。ギターのオーヴァーダビングとかあるけど…… キャッチ・ア・ファイア - Wikipediaによると、ロック・ファン向けにギター・ソロを入れたり、回転数を変えたりというのが主だったらしい。ジャマイカのイコライジングと一般世界向けのイコライジングの違いっていう話をなんかの講義ネタとして使おうと思っていただけに、ちょっと残念。まぁ、よくあることだけど。でも、久しぶりにこのアルバム通して聴いて、やっぱり良い曲揃いだなとは思ったから、まあ良しとしよう。
- ちなみにボブ・マーリーに関するアンビヴァレントな感情に関しては、ボブ・マーリーとの和解 - 蒼猴軒日録で書いている通り。でも、その感情もより薄まってきたみたい。