マーク・スチュワート新譜

EDIT [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC-192)

EDIT [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC-192)

言わずと知れたザ・ポップ・グループの呪詛的ヴォーカルを担当していたマーク・スチュワートの16年ぶりの新譜アルバムを落手。二年ほど前に出たベスト盤Kiss the Futureに入っていた曲もあるけど。
プロデュースは、エイドリアン・シャーウッドで、バックは、マフィア(元シュガーヒル・レーベルのハウス・バンドで、On-Uではタックヘッドとしても活躍の面々デス)とお馴染みの盟友たち。アリ・アップ(元ザ・スリッツ)もゲストで参加と、80年代に引き戻されそうな面子で、芯の部分はザ・ポップ・グループ〜マフィアの時代から変わってないんだけど、ブリストルのオヤブンさんだけに、今の音もうまいこと取り入れている。サミア・ファラとかいうライのミュージシャンと競演していたり、バングラっぽい曲も入っていたり。ヘヴィー・エレクトロ・インダストリアル・ヒップ=ホップ・ダブ・ファンク。やっぱ、カッコイイィィな。「歌って」いる曲があるのには吃驚。それからファンクっぽい曲が、これまでなかったP=ファンク風というのも面白い。ザ・ヤードバーズの曲のカヴァーもあり。


大鷹俊一氏によるライナー・ノートによると、ニュー・エイジ・ステッパーズの再結成も近いらしい。80年代UKオルタナティヴ好きの皆さん、ご同慶の至りです。