覗きからくり+水と土の芸術祭
新潟大集中講義2日目。朝、咳をして変な角度で腰を捻ったら、ズキンと懐かしい痛みが腰を襲う。ギックリ腰in新潟。でも軽度だったんで、保健室で湿布を貼って貰い、昼休みに病院に行って薬と腰痛バンドを貰って大丈夫。講義もちゃんとしたし、講義後に学生さんたちの有志と一緒に新潟市美術館に出かけて、「水と土の芸術祭」も見てきた。
お目当ては、以前も見た巻町の覗きからくり。授業内で触れて、実物をみんなに見て貰う。最近修復したらしく、確かに以前見たときよりも綺麗になっていた。あっ、写真を撮ってくるのを忘れた……
- 展示景
- 巻町の覗きからくりについては、細馬宏通さんのレポートを参照のこと。細馬さんのお誘いで、03年に巻町に見学に行ったのだ。
- ボクも一度このブログで新京極の覗きからくりについて書いている。
- 巻町の覗きからくりの実演は、以下で見ることができる。
小沢昭一の「新日本の放浪芸」?訪ねて韓国・インドまで? [DVD]
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2001/12/19
- メディア: DVD
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
-
- 小沢昭一の放浪芸などの見捨てられたパフォーマンスに対するロマンティックな愛情には、愛が深い分、ちょっと辟易するところがないではないが、こういう記録をちゃんと残していることは、やはり評価すべきだろう。以下にも、覗きからくりに関する記述が少しある。
- 作者: 小沢昭一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/08/17
- メディア: 文庫
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
で、他の展示がどうだったかというと、これが予想以上に(失礼)素晴らしかった。写真OKだったのでいくつか撮ってきた。
- 地層を薄く剥がして定着させた「土壌モノリス」
- カセット・テープのケースに封入された枯葉。
他に古物と額縁を使ったインスタレーション(http://www.mizu-tsuchi.jp/art/artprofile/art21-1.html)、新潟各所の土を集めて展示した(http://www.mizu-tsuchi.jp/art/artprofile/art22.html)など、科学と芸術を橋渡しした展示コンシャスな作品が多く、講義の内容と繋がってよかった。牛腸茂雄のマーブリング作品(http://www.mizu-tsuchi.jp/art/artprofile/art61.html)も面白かった。マンゾク。腰痛を押して行ったかいがありました。